大正軒



有楽町駅前、東京交通会館地下1階の「大正軒」。通称交通会館は以前「すしや横丁」と呼ばれ木造店舗がひしめき合い混沌とした地域に東京都と三菱地所が共同出資で建築し、1965年に開館したそうです。(私と同年代(笑))その名称はかつてこの場所に東京都交通局があったことに起因しています。当時としては珍しい回転展望レストランを導入し、人気スポットとして賑わいをみせたそうです。現在は、3階に屋上庭園が有り、季節により様々な花が咲き、緑溢れる憩いの場所となっていたり、多くの飲食店や様々な観光物産店等が入店し、中々侮れないビルとなっています。中でも好きで時々オジャマするのが定食屋「大正軒」さんです。カウンター10席、テーブル1卓の非常にこじんまりとした店内。メインは豚ロースの生姜焼きと様々な揚げ物です。色々な組合せが用意さており、定食の殆どが1.000円以内とボリュームとやさしい値段に、いつも注文時迷ってしまいます。季節柄生姜焼きとカキフライの定食を注文。柔かく旨味のある豚ロースが3枚とこの時期にしては大ぶりの牡蠣が3ケと、いつも通りボリューミーな内容です。夜しかお邪魔したことが有りませんが、厨房ではいつもキリッとした素敵な女性が切盛りしています。味、価格、接客の3拍子揃ったお薦めの名店です。
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