よし梅


人形町、ねぎま鍋で有名な昭和2年創業の「よし梅」さん。 芳町に住んでいた「うめ」さんが昭和2年に創業して以来、下町情緒と江戸料理を伝えてきた名店です。本店を入れて3店舗ある中で、本日は「よし梅芳町亭」にお邪魔しました。本店、芳町亭ともに非常に情緒のある建物で昭和の匂いがプンプンしています。昭和好きの私にとっては食事とともに、その建物の雰囲気をとっても楽しみにしていたお店です。特に芳町亭は一時女優の花柳小菊さんの住居だったこともある数奇屋造りの一軒家を修繕した建物で、天井は屋久杉、廊下には波板ガラスなど当時の職人の技が活かされた登録有形文化財に指定されています。登録有形文化財は2010年4月9日現在、建造物の登録件数は7852件、東京には249件の登録が有るそうです。ん〜入口の玄関から既に昭和がプンプン匂ってきます(笑)8畳の座敷に通されました。いよいよ食事の始まりです。 9000円のねぎま鍋のコースです。<先付>生すじこ美味出し、菜の花辛子和え<八寸>いか酒盛、背負車海老、分葱まぐろ酢味噌、姫さざえ甘煮、若さぎ南蛮漬、芽くわい唐揚、空豆、むかご黄味揚<造>平目、かんぱち、いさき、赤貝<焼>鰆木の子クリーム焼き、新じゃが芋バター<鍋>ねぎま鍋<食事>ぞうすい 以上の内容です。メインのねぎま鍋は野菜と脂ののったまぐろの鍋です。昔はまぐろは庶民の食べ物で、しかも好まれていたのは赤身だったそうです。捨てられていたトロは当然安く手に入ったので、それをさっぱりと食べられるようにと下町の人々が考えだしたのが「ねぎま鍋」だそうです。よし梅の「ねぎま鍋」はその高級版といったところでしょうか。出汁の旨みとトロの旨みが重なり合い、その美味しさと言ったらいやぁ〜本当にたまりません!!その後のぞうすいの旨さたるやもう説明の必要は無いでしょう!!この雰囲気の中でのこの食事、とっても充実したひと時でした。仲居さんの接客も素晴らしく、挨拶に来てくれた女将さんも素敵な方でした。まさしく名店です。 ご馳走さまでした。