牛丼戦争 Vol6

牛丼大手3社の11月度の売上が新聞に掲載されていました。 既存店舗の売上高は対前年比 吉野家 ▼8.2% 、すき家 +18.6%、松屋+6.0% という状況です。完全に吉野家のひとり負けです。 既存店客数は4.8%増えたものの、客単価が12.3%減少。新しく出した280円メニューも大幅な集客効果には繋がらず苦戦したとのことです。 当然の結果と言って良いのではないでしょうか。 すき家はTVCMを大々的に打ち、ファミリー層を取り入れる作戦とともに低価格、メニューの豊富さを含め大きな支持を得た結果でしょう。松屋もTOKIOの井ノ原君をキャラクターに採用し、「ハンバーグ祭り」等、新しいメニューの訴求力を上げ集客に効果を上げています。矢継ぎばやに「野菜たっぷりカレー」「角切りステーキ」等の新メニューを出し続けているのも松屋の強さでしょう。それに比べて吉野家は牛鍋丼、牛キムチクッパはヒットしたものの、それ以外にはこれといった作戦も無く完全にしりつぼみ状態、トッピングサービスを始めたものの、恐らく殆ど効果は上げられないと思います。完全に四面楚歌状態と言えましょう。280円メニューは 一次的に売上を回復させる為の対策にすぎないと安部社長がコメントされていましたが、既に回復どころではありません。新たな手を打たずに、このままの状況が続けば、確実に不採算店舗の拡大→閉鎖、人員の削減と縮小均衡間違いありません。安部社長!カンフル剤となるような大きな対策をお願いします。私は吉野家の牛丼が一番美味しいと思います。吉野家ガンバレ!!