大坂屋


門前仲町はもつ煮込みの名店、創業大正13年「大坂屋」さん。先代のご主人が屋台から始め、戦時中の休業を経て、その娘の現女将さんがこの地で営業を再開したそうです。念願かなりやっと訪れることが出来ました。店内はカウンター8席程と壁際に4席程のとてもこじんまりしたお店です。運良く待たずに入ることが出来ました。煮込みがぐつぐつと煮えている寸胴のあるカウンターに座ると (あれっ!この方が女将さん?)と一瞬ビックリしました。と言うのも想像以上にお若く、綺麗な女性だったからです。(んっ!)良く見ると奥の座敷にはいかにも女将さん然とした方が座られています。(多少お年を召していますが、もちろんお綺麗な方ですよ)どうも女将さんの具合が良くなく、その娘さんが手伝いに来ているようです。将来の女将さんですね(笑)「如何致しましょうか?」と「焼酎と、とりあえず3本お願いします。」するとコップに焼酎を並々と入れ、そこに梅シロップを少し垂らしてくれました。「氷は要りますか?」と「いえ、結構です。」氷が欲しいと言うと別のグラスに氷を入れてくれ、そこに焼酎を割りながら飲むことが出来ます。続けてグツグツと煮えている寸胴から、アメ色に煮込まれたモツ煮込みを取って出してくれました。 (あっ〜これが待ちに待ったモツ煮込みだぁ〜)まずはシロを!木場の河本のモツ同様、脂がタップリついているモツです。口の中に入れた途端に、幸せな気持ちになりました(笑) 八丁味噌で煮込まれたモツは、見た目とは裏腹、とてもサッパリしながらも旨み抜群です!!たて続けに3本を頬張ると、隣で飲んでいた方が「初めてなの?どうだ、うまいだろ!!」と「たまらないですねぇ〜来たくてしかたがなかったんですよ!」お約束の玉子入りスープも頂きました。生玉子を煮込みの寸胴にポンッとほおり込み、頃合いを見計らって取出し、煮込みのスープと一緒に出してくれます。トロッとした半熟の黄身とスープの相性が抜群です。ん〜全てがまいう〜!!その間も次々にお客さんが訪れて来ます。長居は無用「ご馳走さまでした!」味、雰囲気、接客3拍子が揃った名店です。必ずまたお邪魔します。

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