牛丼戦争 Vol.7

牛丼大手3社が「ほぼ同時期に値下げセールを実施、値下げ競争が一段と激化」との記事が新聞に書いてありました。12月の既存店舗の売上は吉野家 +0.2%、松屋 +6.7%、すき家 +10.2% と吉野家も辛うじてプラスに転じましたが、客単価 -11.5%、客数+13.1%と、2つの低価格メニューが支持れた結果と言え、客単価の2桁減は厳しい意味で注目するポイントと思います。他の2社の客単価は 松屋 +0.3%、すき家 −2.6%と健闘していると言えるでしょう。特に松屋の単価アップはこの価格競争の中、すばらしい数字であると思います。吉野家は低価格メニューはこの2つで打切りを宣言していますが松屋は価格に正面から取組むと宣言し、すき家は低価格はもちろん、新規客増を狙い様々な施策、投資で臨んでいます。更にすき家を擁するゼンショーグループは米国産牛肉の輸入再開を決定しており、すき家ではまだ使用しないものの恐らくは虎視眈々と準備を進めていることでしょう。完全なる吉野家包囲網ですね。この1月の値下げに関しても松屋は2003年以来の牛丼240円と気合い十分です。1月の結果が今後のひとつの判断材料になりそうです。個人的には吉野家ガンバレ!!です。