大川商店


豊洲駅徒歩3分程、創業1955年の駄菓子屋さん「大川商店」。豊洲近辺はここ数年でララポートが出来たり、高層マンションが建設されたりと発展著しい地域ですが、反面、昔ながらのお店がまだまだ健在している新旧入り混じった魅力的な街のひとつです。本日は1955年創業、今年で56歳をむかえる駄菓子屋さん「大川商店」さんにお邪魔しました。このお店は私もまだ体験したことがない、もんじゃ焼きを食べさせて頂ける昭和の薫りがプンプン漂う駄菓子屋さんです。「大川商店」さんはララポートや大きなホームセンターがひしめき合う一帯から、道一本中に入ったとても静かな場所に小じんまりと佇んでいます。お店の前には駄菓子を買いに訪れる子供たちの自転車がたくさん無造作に置かれています。店内は4畳程の広さに駄菓子や、プラモデルが置いてあるスペースとそこに繋がって小あがりの畳2畳敷きのもんじゃ焼きを食べられるスペースで成り立っています。もんじゃを焼く鉄板は直径60cm程でしょうか、ピカピカに磨かれています。いやぁ〜これが母から良く聞かされていた駄菓子屋さんですね。私は今だかつて体験したことが無く初体験です!!最近ショッピングモール等にも駄菓子を置いてあるお店が見受けられますが、こちらは歴史の有る、ある意味本物です。店内は子供達で満員電車状態、「おばちゃん!このクジね。」「よっちゃんいか頂戴!」「ねぇ〜これいくら?」「ちょっと待っていいなさい!順番よ!、コラ!ダメって言っているでしょ!」良いですねぇ〜この雰囲気。子供達の勢いにかなり押されながら「もんじゃ食べられますか?」と問い掛けたら「どうぞ!」と言ってくれました。靴を脱いで畳に上がると、もんじゃスペースから見るお店の雰囲気もこれまたたまりません!「もんじゃの大とラムネを下さい。」大でも何と350円です、どんなものか少し不安がよぎりますね。お母さんが子供達の相手をしながら準備をしてくれ、器にタップリと具の入ったもんじゃが出てきました。えっ〜これが350円(驚)すぐそこの月島へ行ったら倍以上取られますね。しかもこの雰囲気ですよ、これはたまりませんねぇ〜。 お母さんが鉄板にジューワーと流し込み、手慣れた(当たり前ですが…)手つきで作ってくれます。ラムネを片手にハフハフしながら頂くもんじゃは何とも懐かしい感じのする美味しいもんじゃです。この時代にこの様なお店でもんじゃが頂けるとは本当に驚きました。次回は、もんじゃにベビースターラーメンなどのトッピングを楽しみたいですね。ご馳走さまでした。

懐グルメ (グライドメディアムック)

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