大木食堂


浅草駅から馬道通りを上ること15分程、昭和の匂いプンプンの洋食屋さん「洋食大木」。以前から伺いたいと思っており、念願叶い伺う事が出来ました。馬道通りをてくてく歩いていると忽然と「洋食大木」は現れました。その外観からいきなりのノックアウトです!色々な方のネットで拝見していましたが、やはり直接目のあたりにすると凄いですね〜。曇りガラスの木製の引き戸、そこに掛かる半円形の暖簾、木製のメニュー看板等々、時代がある時から完全に止まっていますね。店先で少し茫然とした時間を過ごし(笑)、店内へお邪魔しました。 店内も外観同様、昭和の匂いプンプンのテーブル4卓のとても小じんまりとしたお店です。ご主人が店の奥から出て来ました。「いらっしゃい。」「まずはビールをお願いします。」「こんなもん食べる?」とビールと一緒に出してくれたのは美味しそうなカボチャの煮物です。「頂きます。ありがとうございます。」ホクホクしたとても美味しいカボチャです。暫くビールを頂きながらメニューと睨めっこです。 とんかつ、エビフライ、オムレツ、チキンライス、ポタージュ等にラーメンまでありどれも迷ってしまいますね。壁には本日のランチ " ハヤシライス " と書かれています。 この文字ご主人が書かれたのでしょうか、凝っていますね!迷いに迷いましたがこう言う時はメニュー表の一番上にある " とんかつ " を頂きましょう。ランチメニューの "ハヤシライス"も捨て難いので " とんかつ "を単品にして両方頂くことにしました。「少し写真を撮らせて頂いて宜しいですか?」「あ〜どうぞ!」ご主人が厨房で料理を作っている間に少し写真を撮らせて頂きました。それにしても見れば見るほど私には魅力的なお店です。 " とんかつ 、ハヤシライス " が出来上がりまた。 "とんかつ " は洋食屋さんらしく、少量の油で焼く様に揚げた焼きカツに近い感じ、サクッとカリッとして美味しいですね。" ハヤシライス "は家庭の味という感じでこちらも申し分ありません。食事を頂きながら、ご主人が様々な話をしてくれました。写真が趣味らしく作品の数々を見せて頂き、昔話など、中々この様な機会に恵まれないので人生経験の豊富な方のお話は本当に有り難いものだと思います。食事もお話も堪能させて頂きとても充実した時間を過ごすことが出来ました。ご馳走さまでした。