大勝館


浅草「大勝館」。以前簡単にご紹介しましたが、本日はもう少し詳しくご紹介します。1908年(明治41年)浅草六区に映画常設館「大勝館」として開業しから1971年(昭和46年)までの63年間、映画館として営業を続けていましたが一旦その幕を閉じました。建物は取り壊され、新たに「浅草中央ボール」が建築され10年後の1981年(昭和56年)に営業を終了、2001年(平成13年)までの20年間もの長い間閉鎖されたままでしたが、ストリップ劇場浅草ロック座の会長、斎藤智恵子さんが「浅草大勝館」として復活させ大衆演劇の興行を始めました。それも2007年(平成19年)建物の老朽化に伴い改築するとのことで閉鎖し休館することになりました。「浅草大勝館」には当初24時間営業の食事処が併設されており現在も建物は閉鎖されたままですが、その食事処のみ六区通りの先、ひさご通りから少し入ったところに移して「食事処 大勝館」として現在も24時間営業を続けています。また六区通りに有った時から「大勝館」のメニューには何故か"池袋 大勝軒 "のつけ麺が存在しそれは現在も続いています。本日はそのつけ麺を頂きにお邪魔しました。そのお店は初めて訪れる方はかなり入りづらい雰囲気ですがどんな方でも温かく向かえてくれますのでご安心下さい。店内はテーブル5卓程のとても小じんまりとした自分の家の様な雰囲気、壁一面に北野武さんを始め様々な有名人の写真が隙間無く貼られています。実は大勝館のオーナー斎藤智恵子さんはお若い時は有名なストリッパー、ロック座を引き継ぎ、北野武さん、勝新太郎さん、早乙女太一さんなど様々な有名人を支えてきた育ての親と言っても過言では無い有名なお方です。今でも24時間営業を続けていらっしゃるのも色々とお考えが有ってのことなんでしょう。何とも言いようの無い魅力を感じます。大勝軒のつけ麺を珍しく大盛でお願いしました。運ばれてきたそのあまりのボリュームを見て目が点になりました(笑) 恥ずかしながらラーメンにはとんと疎く、大勝軒のラーメンも頂いたことが無いのでこの味が大勝軒なのか分かりませんがとても美味しく頂きました。「食事処 大勝館」かなり奥の深いお店です。ご馳走さまでした。