武ちゃん


博多は中洲、春吉橋近くの屋台「武ちゃん」。博多と聞いてまず初めに思い浮かぶのはやはり屋台ではないでしょうか。呑み会終了後に一人フラフラと(足取りもフラフラでした)中洲近辺を散策してみました。川沿いにはテレビで観たことの有る光景が、一口に屋台と言っても色々な屋台が有るのですね。ラーメン、天ぷら、餃子、中華、うどん、バー 等々、たくさんの個性豊かな屋台が連なって営業している光景を見ているだけでも楽しいものです。先日、新聞に福岡市長が26歳のキャリアの方を " 屋台課長 " を任命した という記事が出ていました。昭和40年頃には400軒超あった屋台が今年の4月現在156軒まで減少してしまっているのが現実とのこと、それは平成7年以降、県警や市が新規参入や営業権の譲渡を規制したことが原因で、その背景にはゴミやマナーの問題、近隣の飲食店からの不公平感の噴出等々根深い問題があるそうです。しかしながら、このままでは屋台の灯が消えてしまうとの危機感から今回の "屋台課長 "任命に至ったようです。責任重大、期待大ですね。そんなこんなでフラフラしていたら目に留まったのが暖簾に大きく " ぎょうざ "と書かれた「武ちゃん」でした。呑み会でお腹がパンパンだったので、ぎょうざならとお邪魔した次第です。屋台は椅子に掛けると外とはいえとても落ち着くものですね。かなり良い感じです。ぎょうざとビールをお願いしました。 レバーテキ、砂ずり塩焼、大手羽唐揚げ 等々かなり魅力的なメニューも有りましたが残念ながら断念せざるを得ない状況、悲しいです…ご主人がオーダーと同時に目の前でぎょうざを包み始め、焼いてくれました。小ぶりなぎょうざが8個、良い焼き色が食欲をそそります。サッパリとした焼酎に相性ピッタリ、最高です!ご主人とお客さんの会話を横で聞きながらのほんの20分程の酒場浴でしたが、とても思い出に残るひと時となりました。ご馳走さまでした。