やんばる食堂














浅草駅徒歩20分程、沖縄料理の「やんばる食堂」さん。言問通りを渡った観音裏の奥の奥、街燈の少ない暗い路地に静かに佇む沖縄料理専門の呑み食べ出来る食堂、その存在は前々から気になっており今回念願叶ってのお邪魔となりました。黄色いハザードに黒字で ” シーサー ” と ” やんばる食堂  沖縄そば” が目立ちます。 ” 琉球泡盛  八重泉 ” と抜かれた暖簾の両脇にはオリオンビールの提灯、都心に良くある沖縄料理店の様に華美な装飾で無いことが、逆に沖縄地元の素朴な食堂居酒屋の雰囲気を感じさせ、とても良い感じです。自動扉を開けてお邪魔すると左側に広めの厨房、その前に7〜8人程のカウンター、奥には小上がりが有り3〜4卓程のテーブル席と小じんまりとして落ち着いた空間です。奥の小上がりに先客1組、カウンターが空いていたのでそちらにお邪魔しました。厨房にはご主人一人のみ、どうもお一人で営んでいらっしゃるよう、ここはオリオンビールと思いきやお値段少々高めのようで無難に瓶ビールを、しかしながらグラスはオリオンビールでした(笑)有難い事に写真と説明付きのの丁寧なメニューが置いてあり、暫くはメニューと睨めっこ「海ぶどうジーマミー豆腐、それとフーちゃんぷるーをお願いします。」メニューにはかなり魅力的な料理の数々、ちゃんぷるーだけでもゴーヤ、そうめん、豆腐、等々数種類、ソーキや三枚肉、てびち、島らっきょう等の沖縄ならではの逸品、ご飯物に沖縄そば泡盛のバリエーションも豊富です。「はい、まずは海ぶどうジーマミー豆腐です。」海ぶどうって何とも良い見えずら、目の前に有るだけで雰囲気を盛り上げます。ジーマミー豆腐はネットリしてまるで濃厚な落花生プリンの様、確かにメニューに書いて有る通り、デザートとしてもいけますね。そしてフーちゃんぷるーの登場、沖縄料理には欠かせないくるま麩を使ったちゃんぷるー、キャベツ、もやし、人参、スパムにくるま麩がたっぷりと絡んでボリューム満点、これがとてもさっぱりとして大ヒットです。ビールからシークワーサー入りのやんばるボールにチェンジ、こちらも良い感じですね。既にお腹がかなり膨れていますが、どうしても ” ポーク玉子おにぎり ” なるメニューが気になり、お約束の沖縄そば(小)と一緒にお願いしました。「カリカリに焼いたポークを卵と海苔で包み込み、お手製の ” あんだすう ” (油みそ)を中に入れてある」との説明書き、沖縄風おにぎりと言った雰囲気でしょうか、その写真が何とも魅力的に映りました。目の前には沖縄そばとポーク玉子おにぎり、自分で言うのも何ですが見るからに良い〆ですね(笑)どちらも共に申し分無い美味しさ、沖縄そばの出汁がとても美味しく、おにぎりは沖縄のおばちゃんが作った感じのするとても素朴な味、そばの出汁を啜りながら頂くおにぎりがベストマッチ、本当に良い〆となりました。まだまだ魅力的なメニューの数々、また是非お邪魔したいですね。ご馳走さまでした。

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