道頓堀今井







大阪難波駅徒歩6〜7分、創業昭和21年、老舗うどん屋さんの「道頓堀 今井」。大阪うどんの老舗と言えば一番に名前が上がるのがこちらのお店、場所はすぐ近くに「くいだおれ太郎」も立つ道頓堀の中心街、建物は建て替えられビルとなってはいますが、老舗たる風情感じる良い感じの雰囲気を醸し出しています。人気店ゆえ11時の口開けと同時に入店、待つこと無くスムーズに入ることが出来ました。上品なお母さんに案内され1階奥へ、大き目のテーブルがゆったりと配置され落ち着いた店内は結構な広さ、2階以上のフロアも入れればかなりの人数を収容出来そうです。オーダーの2〜3割を占める一番人気の「きつねうどん(735円) 」をお願いしました。間もなくして運ばれて来たそれは、お店同様とても上品な雰囲気です。創業当時からの味を、ずっと守り続けていると言う出汁のベースは、北海道道南にある黒口浜の天然昆布と、熊本県牛深産のウルメ節とサバ節を使用とのこと、関西風の薄味で少し甘めで旨み充分、麺は比較的やわらかめながらもモチモチした歯ごたえが良い感じ。そして甘めに炊かれた大き目のお揚げが、出汁をタップリと吸ってふんわり柔らか、絶妙です。出汁、麺、お揚げの三位一体が今井のきつねうどんの真髄でしょう。ひとつ気になるのは735円と言うお値段、比べるのが大変失礼ですが、先日頂いた難波駅すぐの「なんばうどん」さんのきざみうどん(210円 ) はこれまた素晴らしい味と価格、どちらか選べと言われれば、味音痴の私は迷わず後者を選びます。本日は良い経験となる一杯でした。ご馳走さまでした。