キッチン竹乃子












秋葉原駅徒歩5分程、昭和の匂いプンプンの「キッチン竹乃子」さん。愛用のデジカメの調子が悪く秋葉原に立寄りのついでに、かねがね伺いたいと思っていた「キッチン竹乃子」さんに念願の訪問、喧騒を離れ、人通り少ない寂しい裏通りを歩くこと5分程、一見してとても洋食屋さんとは判断出来ないであろう、昭和風情タップリのお店がポツンと佇んでいます。お店が目に止まった瞬間その外観にノックアウト、暫くは直立不動で数分もの間見入ってしまいました。煤けたハザードに「キッチン竹乃子」の文字、その上方に黄色の小さい看板、字体もオリジナリティが有って時代を感じさせ良い感じ、オレンジ色の半透明の扉もとても洋食屋さんの雰囲気からは掛け離れ、まるで昭和の美容室と言った雰囲気を醸し出しています。店内は右手に厨房、その前に3席のカウンター、左手壁際に4人掛けのテーブル2卓とかなりの狭さ、雰囲気は外観同様、昭和の匂いがプンプンのこれまた良い雰囲気です。「いらっしゃいませ!」ご主人と奥さんが大きな声で同時に迎えてくれました。時間は19時頃、先客は無く私ひとりです。カウンターには椅子が3席有るものの結構煩雑故、戸惑っていると「散らかっていてごめんなさい。テーブルにどうぞ。」と奥さんが優しく勧めてくれました。「ビール有りますか?」「大瓶になりますけど…」「大瓶有難いですよ!お願いします。」ビールは嬉しいことにキリンラガー、昭和な雰囲気にピッタリです。「ハイ、どうぞ」と一緒に出してくれたのが、「ふろふき大根」いやぁ〜嬉しいですねぇ〜。一杯頂き、ひと息ついたら壁に貼られたメニューと睨めっこ開始、オムレツ、トンカツ、カキフライ、ハンバーグ、春巻、生ハム  等々、とてもたくさんのメニュー、それがまた色々な組み合わせが書いて有り迷ってしまいます。それを察してか奥さんが「ランチと書いてありますが、夜でも大丈夫ですからね!」との助言?イヤイヤ助言になっていませんよ、更に迷ってしまいます(笑)「 カキフライとオムレツのセット下さい。それと写真撮らせて頂いて宜しいですか?」「ええどうぞ!最近多いのよ、そう言う方が…そうそう本にも載せて頂いたんですよ!」と嬉しそうに見せてくれました。「ハイ、お待ちどうさま!サラダにはドレッシングが掛かっていますから。」比較的シッカリと揚げられたカキフライ、外はサクッと中はクリーミーでとても良い感じ、オムレツもビールの良いアテとなります。そして特筆すべきはサラダの美味しさ、キャベツの千切りに丁寧にも人参、赤玉ねぎのスライスが乗り、見た目にも美しく、手作りのドレッシングがとても美味しいですね。ポテトサラダも薄味ながらも素材の旨みを感じ堪りません!洋食屋さんらしく平皿に盛られたご飯も、旨味充分の美味しさと文句の付けようが無いですね。次回は是非ビールにサラダから始めたいと思います。ご馳走さまでした。