甲州屋









浅草駅徒歩12〜13分程、ひさご通りのお蕎麦屋さん「甲州屋」。六区の先、ひさご通りは時々ブラブラする通り、「甲州屋」さんは一昨年ぐらい前に建て替えられ、とてもモダンな雰囲気に変わったお店ですが、今の今まで一度もお邪魔した事がありません。本日は年の暮れの昼間、浅草散策の途中にお蕎麦でもと思いましたが、表通りのメジャーなお店はかなりの賑わい、それでは「甲州屋」さんにと足を向けました。そうは思うも、建物は今時の鉄筋コンクリートが剥き出しの仕様、ガラス面が大きくとられとてもお蕎麦屋さんとは思えぬモダンさ、改めて蕎麦屋でこれはどうかと思うも、口の中はお蕎麦が食べたい年の暮れ、それゆえに「えっい!思い切って入ってみるか!」とお邪魔しました次第です。店内は左手に厨房、中央には6人掛けの大テーブル、壁際に4人掛けのテーブルが3卓の小じんまりとして、外観同様モダンな雰囲気、どうやら2階もあるようです。1階のテーブルにお邪魔、「取りあえず瓶ビールをお願いします。」昼にキリンのラガーは最高ですね!ビールでひと息つきながらメニューと睨めっこ、驚いたことに酒のアテが想像以上に充実、しかも300円〜400円が中心と有難い設定です。お蕎麦屋さんのアテは時として目が飛び出る位の価格設定をしているお店が見受けられますが 「焼き味噌(300円)、つまみにしん(300円)、板わさ(400円)、パストラミ(300円)」等々とても良心的です。「焼き味噌とぶり大根をお願いします。」それぞれ綺麗な器に丁寧に盛り付けられ、見るからに気配りが行き届いていて、言うこと有りません。もちろん味も申し分無く、入る前に「ここはどうなの?」と思っていた事は全くの杞憂に過ぎませんでした。〆にはサッパリとかけ蕎麦を、ここでも驚いたことに付け合わせにカボチャの煮物が付いてきました。肝心の蕎麦は細目で喉越し良く、出汁も旨味十分で美味しいお蕎麦です。本日教わった事は、最初から疑心暗鬼はいけないと言うこと、 とても良い経験をさせて頂きました。ご馳走さまでした。