合羽橋 ときわ食堂










地下鉄銀座線田原町駅徒歩10分程、大衆食堂の「合羽橋 ときわ食堂」さん。昼呑みには最適な食堂呑み、本日は都内に点在する「ときわ食堂」の一つ「合羽橋 ときわ食堂」さんにお邪魔して来ました。こちらは「ときわ食堂総本店」からの暖簾分けでつくる「東京ときわ会」加盟のお店、その歴史を遡ると明治・大正と浅草・上野近辺で隆盛を誇った料亭である常盤花壇から出た食堂とのこと、と言ってもフランチャイズでも何でも無く、各々オーナーの思いで運営されており、メニューも違えば値段もマチマチ、故に「ときわ食堂」巡りをライフワークにする方もいらっしゃる程のバラエティーさ、まぁ私も似たようなものですが‥‥(笑)合羽橋ときわ食堂さんは道具街のメイン通りから脇に少し入った所に佇んでいます。商店街故に建物はそれ程古く無いようですが、その雰囲気は昭和風情漂う良い感じ、「ときわ食堂」との大きな看板の色といい、字体といい大きなポイント、色褪せた暖簾も堪りません。入口に「8時半より2時まで営業します」とのボードがポツンと置かれていますが、中々レアな時間帯の営業ですね。アルミの引戸を引いて店内へ一歩入れば完全な昭和風情、これは期待が膨らみます。フロアには私の母に近いご妙齢のお母さんがお二人、奥の厨房はかなりの広さですね。取り敢えず瓶ビールをお願い、つき出しにはゼンマイの煮物、これがまた旨くて堪りません。ウキウキしながらメニューと睨めっこ、お母さんから全て単品注文になるとのご説明を受けるも、昼呑み呑ん兵衛としては有難い限り、わさび漬け50円から始まりアジフライ380円、メカブ酢130円、焼売150円、とろろ250円、きんぴらごぼう100円、塩から100円等々これは堪りませんね!がんも煮(150円)とポテサラ(200円)、ほうれん草のおひたし(150円)をお願いしました。注文と同時に厨房に伝えるお二人のお母さんの声が素晴らしいの一言、とても通る甲高い声で「ハーイ!がんもにポテサラ、おひたし一丁〜!!」店内に響き渡ります。がんも煮はちょうど良い塩梅、ポテサラはキャベツの千切りが添えられ具沢山でボリュームたっぷり、もちろんおひたしも申し分有りません。これは中々なレベルの高さ、昼食を摂るお客さんが次々入って来ては慣れた口調で「刺身にご飯並盛り、豚汁、あとおひたしね!」「トンカツに半盛り、ポテサラとあさり汁!」と凄い早さで注文をして行きます。その度にお母さんの「刺身に並盛り〜、豚汁におひたし〜」と甲高く店内に響き渡る声る声、これがとても良いBGMとなりビールが進みます(笑)こちらならではの〆、「ご飯半盛り(150円)にけんちん汁(220円)、それと塩辛(100円)をお願いします。」けんちん汁は具がタップリでダシもとても良い感じ、ご飯に塩辛を乗せて口に運べば至福のひと時、これは堪りませんねぇ〜。ときわ食堂さんには何店かお邪魔しましたが、こちらの雰囲気、味、接客ともに素晴らしいレベルの高さ、本日は大満足の昼呑みとなりました。ご馳走さまでした。