カブト












新宿駅徒歩2〜3分程、思い出横丁の「カブト」さん。とある土曜日の昼下がり、所用で新宿へと出掛けましたがこのまま帰るのは勿体ないと、昼呑み天国の思い出横丁をプラプラ、最近は観光客がカメラ片手に行ったり来たりの光景を良く見掛けるようになった思い出横丁ですが、やはりその雰囲気は独特の世界、一見さんでは入り難いお店のオンパレードです。いつもは満員で中々スムーズに入れない「カブト」さんですが14時過ぎという時間もあってかどうやら入れそうな雰囲気、暖簾をくぐり人差し指を立てれば「ここどうぞ」と嬉しいお言葉です。「呑み物は?」「焼酎 (350円)下さい。」すぐに目の前にコップが出され、金宮のボトルからトクトクと注ぎながら「ひと通りでいいですか?」と「えぇ。ひと通りでお願いします。」こちらはうなぎの串焼きのお店、単品でもいろんな部位の串焼きを食べさせてくれますが、初めて故まずはバランス良く焼いてくれる「一通り」をお願い、その内容は「えり焼(2本300円)、ひれ焼(2本300円)、きも焼(1本270円)、れば焼き(1本270円)、一口蒲焼(1本290円)」の計7本、1430円というものです。焼酎に梅のエキスをちょこっと垂らして、焼きあがるまではお通しのキャベツをアテにチビチビと、やはり金宮はさっぱりして美味しいですね。店内は昭和の匂いプンプン漂う素晴らしい雰囲気、この味は長年の蓄積で生まれたもの、簡単に作れる物では有りません。ちょうど良いペースで少しずつ出してくれる串焼きはどれもが美味、特に気に入ったのは生まれて初めて頂いた「れば焼き」です。良い雰囲気の中で美味しい串焼きを堪能、〆てお値段1780円、キャベツのお通しは無料のようです。

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