安藤







東武宇都宮駅徒歩3分程、焼きそば屋さんの「安藤」。宇都宮の名物と言えばもちろん餃子ですが、焼きそばも外せない名物の一つ、名の通った餃子屋さんは大変な混み具合故、寒風吹き荒む宇都宮の街を焼きそばを求めてさまよい歩きました(笑)宇都宮焼きそばの特徴はウイッキペディアによれば「麺は太麺、具はキャベツをベースにイカまたは肉、ハム、目玉焼き(キャベツのみの場合もある)を使用。」とあります。今回お邪魔の「安藤」さんも宇都宮焼きそば専門店の一軒、昭和の匂いプンプンの名店との情報を得てのお邪魔、期待で胸が膨らみます。「この辺りを曲がればお店があるはず…」と思いながら市内最大のオリオン通り商店街をから少し入った途端に目に飛び込んで来た光景に思わず「えっ〜!!」その建物の一画だけが ある時から時間が止まってしまったかのような雰囲気、まるで「3丁目の夕日」の一場面、「やきそば」とだけ書かれた暖簾が良いですね。扉を引いて店内へ、中も負けず劣らずやれ感が良い雰囲気、テーブルが4卓程にお約束のパイプ椅子、メニューは焼きそば一種類「大盛300円、並250円、小200円」の量の違いがあるだけです。営業時間は「正午ごろ〜」と、しかも「ごろ〜」が強調されていますよ(笑)テーブルに注意書きが書いてあります。「1、具はキャベツのみ、不要な方は言って下さい。2、代金は先払いなので、用意して待って下さい。3、ソースを掛けるかは一口食べてから決めて下さい。」以上の3点、メニューや注意書き全てがマジックでの手書きと言うのがお店の雰囲気にベストマッチ、営まれているのは親子でしょうか、お母さんと息子さんのようです。焼きは息子さん、フロアをお母さんが担当されています。並をお願いしました。250円を財布から取り出しスタンバイ、ものの2、3分で出来上がりです。本当に具は少量のキャベツのみ。麺は宇都宮焼きそばらしい中太麺、肉はもちろん紅ショウガや青ノリさえありません。まずは注意書き通りソースを掛けずに頂きます。麺がもちもちしてとても良い感じ、ソースに特徴が有るようで少し酸味を感じる独特なソースです。これは中々の美味しさ、感覚的には食事と言うよりはオヤツ感覚で頂く焼きそばですね。サッと頂いて「ご馳走さまです。」「どうもありがとうございました。」入店から出るまで10分も掛かりませんでした。初めて頂いた宇都宮焼きそばは素朴で美味しい焼きそばでした。ご馳走さまでした。