大学食堂










東急東横線白楽駅徒歩7〜8分程、定食屋さんの「大学食堂」。本日は母校、神奈川大学のゼミでお世話になった中田信哉教授の定年退職に伴う最終講義に参加、ゼミ1期生から現29期生までの半数近い250名程が全国から集結、そのついでに久し振りに六角橋の商店街を愉しみました。時間はちょうどお昼時、ご飯を何処かで頂いてからとあれこれ思案の末、昔良くお世話になった「大学食堂」さんにお邪魔した次第です。卒業後25年近く経った今でも元気に営業されている事に感謝、感謝です。「大学食堂」と言えど母校とは全く関係無い一般の定食屋さん、学生時代は安くてボリューム満点の有難い定食屋さんとしか思っていませんでしたが、ピンクのモルタルの建物、「大学食堂」との看板等々昭和の匂いを漂わせる風情に魅力を感じるようになったのは歳をとったと言うことですね(笑)アルミ製に換えられた引戸を引いて店内へ、「いらっしゃいませ!」お母さんと息子さんでしょうか、お二人ほぼ同時に大きい声で迎えてくれました。一番奥に厨房を構え、フロアには薄っぺらなテーブルが7卓程にお約束のパイプ椅子、天井には年代物の扇風機、記憶が薄れてはいますが当時と何ら変わらない雰囲気が堪りません!定食は内容に拘わらず全てが650円と学生には有難い設定、当時からは値段が上がっているのは当然ながらも通常はご飯大盛り60円増し、オカズ大盛り100円増しが曜日によっては無料になるなど学生にとって嬉しいサービスが有るのはご主人の学生を思う優しい心遣いでしょう。「豚バラ塩焼きを、ご飯少なめで!。」「ハイ!豚バラ塩、一丁!」厨房でお母さんがジャージャーと炒める音が店内に響き渡ります。「これが私のだ!」と思うだけで何だか嬉しくて堪りません。「お待ちどうさま!」と運ばれて来たそれは昔と変わらずボリュームたっぷり、付け合せもしっかりとしたおかずになる一品、それにしてもご飯が全然少なく有りませんね(笑)バラ塩焼きは濃い目の味付けでご飯が進む美味しさ、野菜もたっぷりと盛られてこれまた若い学生想いの優しさを感じます。本日は懐かしいお店で懐かしい食事摂れた事に大満足です。ご馳走さまでした。