酔来軒











横浜市営地下鉄阪東橋駅徒歩7〜8分程、創業1940年(昭和15年)の広東料理屋さん「酔来軒」。「松本珈琲」さんで美味しい珈琲と昭和風情を堪能した後、少し早い昼食でしたが名物料理の「酔来飯」を頂きたくてお邪魔した次第、街の中華料理屋然とした雰囲気に何だかホッとします。自動扉を開けて店内へ入れば外観からは想像できない何とも良い昭和風情、一番奥に厨房を構え、テーブル二列で3卓ずつ奥へと並び、右手奥には2卓の小上がり、壁にズラリと貼られたメニューも雰囲気作りに一役買っています。左の壁際の椅子に腰掛ければ木枠の窓にはすりガラスに細かい細工も見られ思わず見入ってしまいました。テーブルには昔懐かしい、占い付きの灰皿、私が子供の頃は多くの飲食店に置かれていましたね。本日の目的である「酔来飯」をお願いしました。「お待ちどうさまです。酔来飯はこのタレを掛けてビビンバの様に良く混ぜてから召し上がって下さい。」と目の前に置かれた「酔来飯」は白いご飯んの上に刻まれた焼豚・メンマ・モヤシ・ネギが盛り付けられ更に一番上には半熟の目玉焼き、そして練り辛子が添えられたタレが別皿で供されます。見れば焼豚は煮た焼豚では無く、きちんと焼かれた本格的な焼豚とは期待が募ります。早速タレを掛けてグチャグチャに混ぜ合わせスプーンで一口頂けば、旨いの一言!半熟の黄身とタレが混ざることによって味がマイルドになり、旨味のある焼豚も相まって何とも言えない美味しさです。これで400円とはかなりのサービス価格ですね。後から知りましたがこちらの「肉だんご」はプチトマトが丸ごと入った逸品とのこと、まだまだ頂きたいメニューがてんこ盛りですが、遠いのが玉にきず。次回伺えるのを楽しみにしています。ご馳走さまでした。

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