純喫茶 アメリカン












大阪なんば駅徒歩5分程、創業1946年 (昭和21年) 純喫茶の「アメリカン」。場所は難波から道頓堀に向かう千日前商店街、「純喫茶」との看板に「アメリカン」との店名、アーケードから覗き見えるシャンデリア、そして何よりも昭和モダンなその店構えがとても魅力的、前々から是非一度と思っており、念願叶ってのお邪魔となりました。入口を入るととてもゴージャスなシャンデリアがお出迎え、それを囲むように2階への螺旋階段、今にも上から女王様が長いドレスを纏って降りて来るかの様な雰囲気です(笑)残念ながら2階は閉まっていたので、そのまま奥の喫茶スペースへと進みます。一番奥に厨房を構え、かなりの席数を用意している大型の純喫茶、途中改装をしたのでしょうが、創業66年経つ純喫茶のイメージからするとクラシック、レトロと言った言葉が先行しますが、こちらは完全に昭和モダン、レトロモダンとの言葉がピッタリとはまる雰囲気、天井や壁の装飾がとても個性的で堪りません。掃除も行き届いており清潔感溢れる店内、スタッフの方々もキビキビと動き廻り、礼儀正しく好感が持てます。「ホットケーキセットを珈琲で、それとこのクーポン使えますか?」「はい、お使い頂けます。少々お待ちください。」950円以上の場合にはぐるなびクーポン持参でプリンがサービスされるという特典付き、事前の情報収集の賜物です(笑)メニュー、ナプキン、おしぼりの受皿、スタッフの制服に至るまで気配りが行届き、昭和モダンな雰囲気に統一されていて素晴らしいの一言です。先ずは珈琲とプリンの登場、喫茶店でプリンを頂くのは数十年振り、昔ながらのしっかりとしたプリンと言った印象、カラメルが艶やかに滴り落ちスプーンを弾き飛ばしそうな勢いを感じます。一口頂けば至福のひと時「あっ〜、これこれ!これがプリンだよ、懐かしい味だなぁ。」続けてホットケーキの登場です。妙にしっとりとしているかと思いきや、予めバターが塗られ更には6等分に切られています。添えられているシロップはメープルではなくガムシロップ?のような透明感のあるシロップ、先ずは掛けずに一口頂けばフワッとした軽い口当たりで上品な甘さ、濃い目の珈琲とベストマッチで噂通りの美味しいホットケーキです。途中少しシロップを掛けてみましたが、掛けない方が良いようですね。昭和モダンな雰囲気の中での昔ながらの美味しいプリンにホットケーキ、そして濃厚な珈琲とは大満足の一言に尽きます。ご馳走さまでした。