大阪河内おうどん クロワ 京橋店










東京駅徒歩7〜8分程、うどん屋であり居酒屋でもある「大阪河内おうどん クロワ 京橋店」さん。軽く呑んだ帰り道、夜風が気持ち良くフラフラ歩いていると「大阪河内おうどん」との看板、私にしては珍しく〆にうどんでも頂こうかとお邪魔した次第です。入口左手に厨房を構え、右手の壁際に数名のカウンター席、奥には5卓程のテーブル席と決して広くない店内、  メインは「かすうどん」とのこと、耳にしたことは有りますが、未だかつて頂いたことが有りません。「かすうどん」とはウイッキイペディアによれば「大阪の南河内地域で食べられてきたうどん。だしの中に、「油かす」が入っており、独特の風味がする。大阪市内では2000年代に入ってから、このうどんを出す店が増えている。」かす=油かす、油かすとは大阪の南河内地方で昔から食されてきた郷土料理で牛の腸を油でじっくりと時間をかけて揚げた物。余分な油分が抜けて肉の旨味が凝縮されたそれは、まわりがカリカリと香ばしく、中はぷるぷるとした独特の歯ざわり、美味でしかも栄養価も高い食材だそうです。この手のお店には珍しくホイス(380円)が置いて有ったのでホイスとご自慢の「かすうどん (680円) 」をお願いしました。「ホイス、お待ちどうさまです。」とホイスに付出しが・・・あれあれ付出しなんて、そんな感じのお店には見えませんがちょっといただけませんね。清算して分かりましたが付出しが確か300円程、これには「う〜ん・・」と首を傾げたくなりました。続けて「かすうどん」の登場、透明感ある関西系の出汁に水菜、花鰹、ご自慢のかす、そして香付けに柚子が添えられとても良い香りがして来ます。先ずは出汁を一口、ほんのりと甘みを感じるさっぱりとした美味しい出汁、うどんも上々で良い感じです。噂の 「かす」は流石に東京では頂いた事が無い味、一つひとつはとても小ぶりなものの口に含めば凝縮されたホルモンの旨味が口の中いっぱいに広がってこれは中々の美味しさ、しかも時間が経つに連れてその旨味がうどんの出汁に染み出てきて、出汁の味に変化をもたらします。ゆずと水菜も良いアクセントになっていますね。「残った汁にご飯を入れてのかす雑炊」との説明書きはとても魅力的ですが、本日はギブアップ(笑)初めての「かすうどん」は大満足の〆となりましたが付出しだけは考えて欲しいものです。ご馳走さまでした。

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