ゼー六









大阪地下鉄堺筋本町駅徒歩3分程、創業1913年 (大正2年) の老舗喫茶店「ゼー六」さん。 本町は大阪出張の際に良くお邪魔する街、ある時、昭和の匂いプンプンのその外観に目を奪われ是非伺いたいと思い数ヶ月、念願叶ってのお邪魔となりました。現在のご主人は3代目とのこと、創業当初は「ゼー六三十日(みそか)堂」との和菓子屋さん、現存の建物は1927年 (昭和2年)に京都の茶室づくりの大工さんによって改装が施され、幸いにも戦災をくぐりぬけ残ったものだそうです。扉を引いて中に入れば外観同様、昭和の匂いプンプンの店内、その雰囲気は古臭い昭和では無く、正しく「昭和モダン」という言葉がピッタリ!これは素晴らしいですね。掃除が行き届き清潔感溢れるテーブル4卓のとても小じんまりとした店内、入口すぐのテーブルにお邪魔しました。卓上には生花が飾られ店主の心遣いを感じます。壁に掛けられたメニューもとても味のある木枠にはめられ、その脇のランプも昭和モダンな雰囲気で素晴らしい、向かいのテーブルにはクラシックな電話機、その電話機にコードが繋がっている所からするとまさか使えるのでしょうか?メニューは珈琲、紅茶、アイスクリーム、アイスモナカ、アイスコーヒー、クリームコーヒーの6つのみ、しかも珈琲、紅茶は200円とびっくり価格、アイスモナカも2個で200円です。店頭に「アイスクリーム、自家焙煎の珈琲」と書かれている位ですから、アイスクリームがご自慢のよう、珈琲にアイスモナカが付いて300円と言うセットをお願いしました。ご主人がすぐ脇でアイスクリームをモナカに盛って綺麗なお皿にのせて出してくれました。珈琲もとても素敵なカップにて供されます。一つひとつがとても丁寧で心遣い、気遣い、温もりを感じます。ご自慢のアイスモナカはとてもシンプル、脂肪分が少なく、甘さをおさえたとてもさっぱりとしたアイスをパリッとした皮で包んである、昔ながらのアイスモナカ、アメリカ育ちの甘いアイスクリームでは無く、これはまさに日本のアイスクリームですね。珈琲もとても200円とは思えない美味しさ、アイスモナカとの相性が抜群です。珈琲を頂いている間にもアイスモナカをテイクアウトする方が次々に訪れる人気ぶり、次回は是非、暑い夏の陽射しの下で頂いてみたいですね。店名の「ぜーろく」とは、「贅六」と書いて、商人に無用の贅物六つ(禄、閥、引、学、太刀、身分)をさす言葉が由来だそう。良いお店にめぐり会うことが出来ました。ご馳走さまでした。

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