もつやき 川上











有楽町駅徒歩5分程、もつ焼き酒場の「川上」さん。有楽町駅から東京駅に向かう高架下、「国際フォーラム」側はカップルが行き来をする小綺麗な飲食街、線路を隔てた反対側は一転してうら寂しい暗い小道と真逆の雰囲気、途中には高架下を横断する昭和の匂いプンプンの「丸三横丁」などまだまだ昭和を感じさせる一面の残った魅力的な場所でもあります。久し振りにブラブラ歩いた折りに目に止まったのが「もつやき 川上」との看板、高架下の薄暗い小道の角地で一際元気そうな雰囲気を放っており、それにつられてスルスルと引き込まれた次第、店内は厨房前に6席程のカウンター席に、フロアには事務机が3卓程置かれ椅子は日本酒のケースを代用、小じんまりとして中々良い雰囲気です。「お呑み物 どうしますか?」とやたらめったら元気の良いお母さん、「まずは酎ハイに煮込み、それとテッポウとレバーをタレで!」煮込みはゴボウ、コンニャクと煮込まれた見た目も味も実直な正統派、焼き物は1本150円からと場所を考えば可もなく不可もなくといった妥当なところ、炭火で焼かれたそれは十分標準以上のレベルでした。厨房の大将に「写真を撮っても宜しいですか?」と尋ねればニコニコしながら「どうぞ!じゃんじゃん悪口を書いてよ!」ととても気さくで 優しさがお顔に滲み出ているお方、フロアのお母さんはこれまた元気なお方で受け答えも大きな声で気持ち良しと、このお店の魅力はこのお二人の存在が大きいように感じます。うら寂しいこの辺りで小じんまりとしたお店の雰囲気に気の良い大将に元気の良いお母さん、そして標準以上のアテにお酒がマッチして、大箱の酒場には少ない温もりを感じますね。「川上青汁ハイを!」元祖と書かれていますが、どう言う背景が有るのでしょうか?初めて頂きましたが全く青臭く無くサッパリとして飲みやすい酎ハイです。〆て1680円はいつもの酒場からすれば少し高めですが、場所を考えれば十分納得価格でしょう。ご馳走さまでした。
もつやき 川上