サヴォイア










JR亀戸駅徒歩6、7分程、昭和の匂いプンプンの純喫茶「サヴォイア」さん。「サヴォイア」とはウイッキィペディアによると「イタリア、フランス、スイスにまたがるサヴォイア地域を支配していた辺境伯貴族の家系であり、1713年、スペイン継承戦争の結果シチリア王国の王位を獲得し、1720年にはハプスブルク家とシチリア島、サルデーニャ島の交換を行い、サルデーニャ王国の王位を代わりに得て、イタリア統一運動時には核となり、統一後はイタリア王家となった。」と記されています。恥づかしながら歴史にとんと疎い私には全く聞き慣れない言葉ゆえ、調べてみましたが、歴史上、名を馳せた著名な王家のようです。亀戸駅から亀戸天神社に向かう途中、幹線道路沿いに数軒の商店と並んで静かに佇む「サヴォイア」さん、何時もながら思うことですが、昭和風情漂うお店が掲げる看板のフォントには不思議な魅力と言いますか、魔力さえ感じます。ビルに設置された看板はガムテープで補強されているようですが、大丈夫でしょうか・・・この手のお店にしては飾りっ気の無いとてもシンプルな外観も見方によっては気品のある高貴な雰囲気ともとれますね。太いフレームで組まれた店頭のサンプルケースもシンプルながら縦横のバランスも絶妙でお店全体に安定感と落ち着きを与えています。店内は間口もそこそこの広さに奥行きもかなりの深さのある大きなフロア、お見掛けしたところご夫婦お2人で営まれているよう、壁や天井の色調はダークブラウンにベージュの落着いた組合せ、フカフカのソファ椅子は全てグリーンのベロア調で統一されとても良いアクセント、これぞまさしく「THE・純喫茶」といった感じが堪りません。店内には私1人のみ、こんな大きく素晴らしい空間を独り占めとは贅沢の極み、小一時間程の昭和純喫茶を堪能させて頂きました。ご馳走さまでした。