若松味噌醤油店




福島県南相馬市、天然醸造・無添加・手作りの蔵「若松味噌醤油店」。創業150年、手作り、無添加にこだわり、昔ながらの製法で味噌作りに奮闘する店主、若松真哉君は私の勤務する会社の元後輩。代々続く味噌屋さんを継ぐべく10年程前に南相馬に戻りました。昨年の震災で甚大な被害を受けた南相馬ですが、幸いにも味噌を作る設備は少ない被害で済んだとのこと、現在は相馬の一日も早い完全な復興を目指し、地元の仲間と日々頑張っています。とても実直で優しいながらも時には頑固な一面をのぞかせる彼の性格がそのまま味に表れていると言っても過言では無い「若松味噌」はとても美味しく、昭和の息吹きを感じる味わい深い逸品!復興へと走り始め、物作りに励んでいる方々の商品を紹介する「復興デパートメント」にも参加しています。そのホームページの冒頭には次のように書かれています。「2011年3月11日の大規模な地震、津波、原発事故によって、被災地となった東北は多くのものを失ってしまいました。それでも、この地震に耐え、津波に流されることもなく、原発事故をうけてもなお、確固としてそこから揺るがなかったものがあります。それは「自分たちの故郷をなくしてはならない」という強い想いでした。これからもこの故郷で生きていく。その想いを持つ人たちが集い、ひとつのプロジェクトが立ち上がりました。東北の息吹を感じる想いのこもった様々な商品を紹介していく、「復興デパートメント」プロジェクトです。自然豊かな地域で育まれた農作物や海産物、東北の歴史が息づく伝統工芸品、優しい味に笑顔がこぼれるスイーツ、東北には昔から魅力的な商品がいっぱいあります。復興へと走り始めたお店はまだまだ少ないですが、「復興デパートメント」では全国のお客様と東北のお店をひとつひとつ繋げ、被災地から少しでも多くのお店、商品、そして生産者を紹介していきます。被災地の方々の、復興に対する強い気持ち。一日も早い復興を願う、あなたの切なる想い。みなさんにこのデパートへお越しいただくことが、被災地復興への大きな一歩になります。売る人と買う人の、復興を信じる心が行き交うインターネット百貨店、「復興デパートメント」オープンです。」次は若松君のコメントです。「当店は創業150年、この南相馬市の地で味噌醤油の製造販売を生業とし、糀の食文化を広める事に努力してまいりました。しかし3月11日の地震と津波、原発災害による風評被害で創業以来の危機を迎えているといっても過言ではない状況です。商品の確固たる安全性は3回の検査で立証されております。この地域の未来を子供達につなぐ為にも私達はここで挫けるわけにはいきません。福島県と南相馬市を応援してください!!」紹介CMも作成され、一回りも二回りも人間的に大きくなった若松君を拝見し、感動すら覚えました。一日も早い復興を祈りつつ、美味しい「若松味噌」を頂いています。 

復興デパートメント
若松味噌醤油店