エノモト











地下鉄銀座線田原町駅徒歩10分程、昭和喫茶の「エノモト」さん。本日は大好きな浅草の街をブラブラ散歩、呑み歩きか喫茶巡りかとあれこれ思案の末、たまにはお酒抜きでの喫茶巡りをと強い意思を持ってスタートした次第(笑) まずは西浅草の「エノモト」さんを目指しました。合羽橋商店街から浅草国際通りに抜ける通りを歩いていると少し遠くからでも「あれがエノモトさんでは!」と分かるぐらいにインパクトのある外観、大きなガラスに白いレースのカーテン、装飾の施された「COFFEE」とのグリーンの看板、入口の何とも言えない甘い灯りの灯っているランプ、ガラスブロック等々、まるでその一角だけが昭和30年代にタイムスリップしたかのような空間に驚かされます。暫らく「はっ〜、ほっ〜」と舐める様に拝見させて頂き、10分程してやっと店内に入ることが出来ました(笑)店内も外観同様の素晴らしさ、昭和の匂いがプンプン漂う色使いや作りに出るのは感嘆のため息ばかりです。奥に縦長の店内、右奥に厨房を構え左壁際に4卓、厨房手前に5卓程の小じんまりした店内はご夫婦お2人で営まれているようです。珈琲をお願いし、あちらこちらをじっくりと拝見、それにしても何とも素晴らしい空間ですね。ひとつ残念なことは突き当り奥のトイレに繋がる扉が新しくなってしまっていた事、( あれっ、あそこにはひし形の窓が有ったはず・・) 「あの扉、取り替えたのですか?」「ええ〜 トイレを改築したんですよ。もう古かったからねぇ」さすがにそれはどうしようも有りません。もう少し早くお邪魔すれば良かったと悔やまれるばかりです。入った時に流れていた音楽は確かジャズだったはずが、気がつけば何時の間にやら藤圭子とは思わず笑みがこぼれます(笑)本日は良いスタートとなりました。ご馳走さまでした。

珈琲エノモト