キャット











JR亀戸駅徒歩5分程、昭和喫茶の「キャット」さん。ブラブラ散歩の締めくくりはまるで映画「ALLWAYS 三丁目の夕日」に出ていたかのような昭和喫茶「キャット」さんに決定、営業していて欲しいと祈りながら今戸からバスで亀戸へと移動しました。この日の亀戸の街は亀戸天神社の藤の季節と重なり、メイン通りを閉鎖して歩行者天国にしたりとかなりの人出、目指す「キャット」さんはメイン通りから一本入った「亀戸餃子」さんやホルモン、立吞み屋さんが軒を連ねる人通りの多い裏路地の一角にひっそりと佇んでいます。全く中の様子を窺い知る事の出来ない入口の扉、その横に「営業中」との札が掛けられているのが唯一の判断材料(笑)幸運なことに「営業中」との札を確認、それでも扉を開けるのにはかなりの勢いが必要とされる喫茶店です。それにしても昭和喫茶の文字のフォントには本当に魅力を感じます。「キャット」さんの扉の文字もかなり良い雰囲気を醸し出しています。誰がどの様に提案し、そこに行き着いたのかを想像するだけでも何だかワクワクしますね。入口の扉を開ければ店内は完全に昭和へとタイムスリップ、先客は無く、私ひとり「あの〜、良いですか?」「ええ〜、こちらにどうぞ!」と奥さんがテーブル席を進めてくれました。「珈琲をお願いします。」と言って、店内を良く良く拝見すればカウンターの椅子からテーブルの椅子まで統一されたブルーのベルベット調、メニューのフォント、壁・天井・床の色調、全てがある時から時間が止まっています。それはまるで昭和30年代の映画のセットのよう、この雰囲気が妙に落ち着くんですよね。ここ数ヶ月前から喫茶店巡りを始めて、チェーン店には無い、昔ながらの喫茶店の良さに改めて魅力を感じる次第です。今日もまた良い出会いとなりました。ご馳走さまでした。