慶屋




有楽町駅徒歩2分程、うどんと蕎麦の店「慶屋」さん。有楽町駅近くの晴海通りの高架下、夜になると懐かしい昭和のポスターなどを多用して演出を施した「まんぷく食堂」さんが歩道にまでテーブルを並べて凄い賑わいを見せています。そのすぐ横の僅か2,3坪のスペースでそんな賑わいも全く関係ないよとひっそりと営業をされている「慶屋」さん。カウンター席5,6席のみ、その外観からてっきり立ち喰い店かと思いきや、どうしてどうして、本格的な手打ちうどんと蕎麦のお店なのです。店内 ( どこから?) には次の様な注意書きが貼られています。「 当店は手打ちうどん・そば店です。立喰い店ではありません。時間のない方はご遠慮願います。 」前々からとても気になっていた存在、念願叶いお邪魔することが出来ました。最近、立派な暖簾と提灯を新調されて「まんぷく食堂」さんに負けじとパワーアップを図ったよう、その外観は本格的な料理を提供する博多の屋台を彷彿とさせます。暖簾と提灯の真っ黄色の色が示すように、こちらのご自慢は「カレーうどん」、カウンター席にお邪魔して「冷しカレーうどん (550円) 」をお願いしました。運の良いことに先客はゼロ、「写真を撮らせて頂いて宜しいですか?」「どうぞどうぞ、何なら私も (笑)」ユーモアの有るご主人です。こちらも夜はテーブルを1卓 出しています。「それにしても黄色の提灯とは珍しいですね。初めて見ました。」「黄色が無くて職人さんが本当に大変だったらしいんですよ(笑)」「でも暖簾とバッチリ合って、良い雰囲気が出ていますよね。」一通り写真を撮り終えた頃、ちょうど麺が茹で上がり「はい!お待ちどうさまです!」キリッと冷えた艶々の麺にこれまたピキッと冷たいカレーの付け汁、カレーうどんにはご飯が付くのも有難い限りです。適度なコシの麺は如何にも手打ちの自家製麺、スパイシーな付け汁との相性は申し分無く、美味しい逸品です。うどんを堪能した後には付け汁にご飯を投入して、カレー冷汁の出来上がり、サラサラと流し込めばこれまたとても良い感じ、大満足のカレーうどんとなりました。人によっては麺の量に不満を感じる方がいるとは思いますが、その時は大盛り(100円増し) を頼まれると良いでしょう。ご馳走さまでした。
慶屋」食べログ