金波食堂






JR金町駅徒歩3分程、昭和風情たっぷりの食堂「金波食堂」さん。翌日は年に1度の健康診断、ほんの気休めに過ぎませんが前日ぐらいはお酒を抜こうと健気に思っている48 歳です(笑)故に軽くご飯でも頂こうかと前々からお邪魔したかった「金波食堂」さんを目指しました。「居酒屋」と染め抜かれた暖簾の両側には「ラーメン」「居酒屋」との提灯がぶら下がり、ヤレたグリーンのハザードには「お袋の味 金波食堂」と書かれ、見るからに昭和風情たっぷりの食堂です。半分開かれた木製の引戸から中を除けば先客は無し。ご主人が椅子に座ってエアコンのフィルターを掃除しています。「あのぉ、宜しいでしょうか?」「あぁ、どうぞ」ともっさりと椅子から立ち上がり、お水を汲もうとしたその瞬間「瓶ビール (550円) をお願いします!」と口から自然に声が出てしまいました(笑)その店構えを見た時から「ビールぐらいは、まぁ、良いか!」と心をかすめてはいたのですが、この雰囲気では頂かない訳には行きません(笑)店内は6人掛けと4人掛けのテーブルがそれぞれ2卓ずつのとてもこじんまりとした広さ、壁には定食、単品、もつ焼き等々たくさんのメニューの短冊が所狭しと貼られ、雑然とした雰囲気は昭和そのものでとても落ち着きます。天井からは形の異なる家庭用の蛍光灯が4つも下がっているのには思わず吹き出してしまいました。ビールを頂きながら短冊と睨めっこ、無意味な悪あがきですが「さすがに揚げ物はやめておこう・・」などと思いながらニラ玉(250円) とウインナー (250円) をお願いしました。マッタリ、ノンビリの酒場浴ならぬ食堂浴の始まりです。まるで温泉に浸かっているかのような気持ち良さ、この時間がひとり呑みの醍醐味です。「金波食堂」さん、次回は思う存分愉しませて頂きます。ご馳走さまでした。

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