栄や




東武伊勢崎線鐘ヶ淵駅徒歩2分程、昭和大衆酒場「栄や」さん。八広の「三河屋」さんを堪能後ブラブラ歩きながら向かったのが鐘ヶ淵の「栄や」さんです。あちらこちらに昭和風情漂う建物が残る鐘ヶ淵の街はかなり魅力的な街、「ねっ、良い街でしょ!」「これは堪らないですね!今度、休日に自転車でブラブラしてみますよ。」案内して頂いたマイレビュアーさんに感謝、感謝です。「ここです!」「えっ、ここですか・・」その外観は昭和の匂いプンプンの場末の酒場然としてとても良い感じですが、すりガラスで中の様子は伺い知れず、この戸を引くのはかなりのハードルの高さです(笑)「ここねぇ、入る時に前を2,3回行ったり来たりして、意を決して戸を引きましたよ(笑)」「その気持ち分かりますよ。」ガラガラとヤレタ木製の戸を引けば先客はご常連の女性がお一人、私達はカウンターにお邪魔させて頂きました。カウンター席が6,7席に小上がりにテーブルが2つのとてもこじんまりとして期待通りの昭和風情、「良いですね!」「ねっ!良いでしょ!」私の母親ぐらいのお母さんがお一人で切り盛りされているそう、若葉ハイで本日3回目の乾杯!気さくなお母さんとご常連さんに混じっての愉しい会話がとても良いアテとなります。「甘いの大丈夫?自家製の梅酒出してあげるから!」「ねぇ、お兄さん達に何か焼いてあげて!」焼物は結構なボリューム、タレの味も私の好みで嬉しい限りです。入口引き戸の「もつ焼、煮込み」との筆書きは亡くなったご主人の手書きとのこと「お母さん良い時計してますね。」「これはねぇ、お父さんがしていた時計なのよ。」と外して見せてくれました。「オメガのシーマスター、良い顔ですね。」「ベルトも綺麗でしょ!」「もう、最高ですよ!」愉しい時間は過ぎるのが早いもの「そろそろ、帰ります。」「じゃあこれ持って行きなさい。」と渡されたのが、先程の梅酒を漬けた梅と韓国海苔を2袋も。「いやいや、こんなに良いですよぉ」「良いから良いから、持って行きなさいって!」「ありがとうございます。また来ますね!」とても愉しい時間を過ごすことが出来ました。ご馳走さまでした。
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