センターグリル




京急日ノ出町駅徒歩7,8分、昭和風情タップリ、米国風洋食を謳う「センターグリル」さん。「西村商店」さんでお茶割りを頂き気分は最高、〆の野毛散策に出発です。時間の都合上、次のお店が本日のラスト、どちらに伺おうかと思案しながら野毛界隈をフラつきました。それにしてもこの界隈は魅力的な飲食店が縦横無尽に軒を連ねる素晴らしい街、歩くだけでウキウキします。〆を呑もうか食べようかと思案しながら歩いていた時にふと目に留まったのが「センターグリル」さんです。そこはかとなく昭和を感じさせる店構え、半円状のハザード、扉、ダウンライトなど綺麗にシンメトリーに設計された店舗は1階だけではなく2階の開放的な大きなガラス窓までが相まって一つの作品のように感じます。ハザードのデザインと色使い、描かれている「米国風洋食」との文字がとても魅力的、店頭の置看板を拝見すれば「創業昭和21年、横浜・野毛の老舗」との言葉と一緒に「特製オムライス、カツカレー、ナポリタン」等々が魅力的な写真と共に紹介されており、拝見したと同時に気が付けば店内へと入っていました(笑)「いらっしゃいませ!お二階へどうぞ。」とのお言葉、1階にも飲食スペースが有りますがどうも2階から案内して行くよう、2階に上がってその理由が分かりました。 1階よりもはるかに広々とした2階はとても開放的で落着きのある気持ちの良い空間、そこはかとなく感じる昭和の匂いが私には堪りません。センターグリルさんについて少し調べてみました。創業は1946年(昭和21年)12月15日、その店名は、創業者の石橋豊吉氏が開業前に務めていたホテル「センターホテル」に由来しているそう、センターホテルは、スパゲッティーナポリタン発祥のホテルニューグランド初代総料理長サリー・ワイル氏が経営していたホテルだそうです。「センターグリル」さんのナポリタンは、戦後の食糧不足時に、「栄養とボリュームのある、おいしいスパゲティをたくさんの人に食べてもらいたい」と考案されたメニュー、今でも創業当時から変わらぬ昔懐かしい素朴な味わいで、2.2ミリの極太麺を使い、マッシュルームやスパム、ピーマンなどの具材がふんだんに入っており、そのご自慢のナポリタンは2009年に設立された市民団体「日本ナポリタン学会」より中区初の認定店舗に認定されたというオマケまで付いているそうです。ナポリタンが「ホテルニューグランド」発祥という事や「日本ナポリタン学会」という市民団体が有ることなどを今回初めて知りました。そんな事など全く知らなかった私が注文したのがなんと「ナポリタン(700円)」、我ながら、Good Job!ですね(笑)銀色のステンレスのお皿に盛られたナポリタンは見ただけでも美味しいと感じる逸品、脇には千切りキャベツとポテサラ、クレソンが添えられてボリューム満点、ナポリタンにクレソンが付いて来たのは初めて、作り手の拘りを感じます。この背景が分かっていれば更に味わい深いものになったのでしょうが、それは次回のお楽しみということにしましょう。とても良い〆となりました。ご馳走さまでした。

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