丸福食堂




東京メトロ千代田線町屋駅徒歩6,7分、昭和風情漂う昭和食堂「丸福食堂」さん。とある休日に家族は皆外出ゆえ、昼食でも頂こうと電車に乗ってフラッと出掛けたのが町屋の「丸福食堂」さんです。町屋の駅から歩いても6,7分といったところですが、都電荒川線で一つ先の町屋二丁目からものの1分ということで、僅かな時間ですが初荒川線を愉しみながら伺った次第、私が子供の頃は祖母が住んでいた錦糸町の街にも都電が縦横無尽に行き来をしており、母と駅から都電に乗って千石に住んでいた祖母の所に良く出掛けました。黄色のボディと「チンチン!」といった音が記憶にシッカリと刻まれています。そうそう、通称「チンチン電車」と呼ばれていましたね。そんな事を思い出しながら都営荒川線に乗り込めば何とも懐かしい雰囲気、出来ればこのまま終点までとの思いを振り切って町屋二丁目で下車、「丸福食堂」さんを目指しました。モルタルにタイル張りの建物が昭和の匂いを感じさせ良い雰囲気、グリーンの暖簾が良いアクセントになっています。お約束のサンプルケースもシッカリと作り込まれ、とても綺麗に掃除の行届いているところに店主の思いが伝わって来ます。扉を引いて店内へお邪魔すれば、突当りに厨房を構え、テーブル4卓と小あがり3卓のこじんまりとして外観同様、昭和風情漂う良い雰囲気、既にご近所さん4名がとても愉しそうにお酒を呑まれています(笑)「先ずは瓶ビールをお願いします!」「アサヒと麒麟一番搾りにラガーが有りますが・・・」3種類も揃えているとは嬉しい限り、細やかな気遣いが堪りません。もちろんラガーをお願いして暫くメニューと睨めっこです。このメニューがまた読み易くとても綺麗にキチンと整理整頓されており、何とも素晴らしいですね。中華からフライ物、煮魚に焼魚、酒のアテの数々までシッカリとしたラインナップ、「ハンバーグ(レトルト) 280円」には思わず吹き出しそうになりながらも、どこまでも実直な姿勢にこちらの頭が下がります。「日替り定食  コロッケ、ウインナ、スパゲティ(ナポリ)、ライス、味噌汁 580円」との日替りメニュー にちょっとソソられながらも「日替りのおかずだけでも頂けますか?」と尋ねれば「ええ〜 大丈夫ですよ。」と有難いお言葉にそのおかずのみ(400円)をお願いしました。「お待ちどうさま!」と運ばれて来たそれは盛りに少し寂しい感が漂うもののノンビリと摘まみながら色々な味が味わえて良いアテとなりました。時間が無いゆえ短いお邪魔となりましたが、とても魅力に溢れる「丸福食堂」さん、次回はゆっくりと愉しませて頂きます。ご馳走さまでした。

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