柳屋




JR常磐線柏駅徒歩5分程、街の昭和食堂「柳屋」さん。ある日の休日、運が良い事に家族は皆外出ゆえ、昼呑み出来るお店を探し回っての柏もうで、全く土地勘の無い柏の街をまずはブラブラ散策です。探し方が悪いのか昼から開いている酒場も無く、これはラーメン屋さんか喫茶店辺りで手を打とうか、イヤイヤもう少し頑張ってみようと炎天下の中、汗をダラダラとかきながら歩き回ること1時間超、視線のずっと先に「定食 やなぎや」との看板を発見、最近小さな文字が見え難くなり始めた私ですが ( こんにちは、老眼です(笑)) 通常の視力は1.5をキープ、まだまだ捨てたものでは御座いません。その外観たるや昭和風情漂う「THE・街の食堂」といった魅力的なお店、灼けたグリーンのハザードの千切れた文字がこれまた雰囲気作りに一役かっています。「いらっしゃい」と大きく抜かれた黄色の暖簾のアンマッチサがちょっと残念では有りますが・・・ ( 後で調べれば以前は年季の入った縄暖簾が掛けられていたことが判明、残念無念です) 店頭に「今月のサービスランチ500円」との看板、お値段も期待出来そう、あとは酒関係ですがこの構えで有れば少なくともビールは置いてあるだろうとの長年の勘を頼りにガラガラと戸を引いて店内へとお邪魔しました。店内は厨房前に4席のカウンター席とテーブル大小混ぜて5,6卓の中箱店、雰囲気も外観同様、ほのかな昭和風情に包まれてとても良い感じです。先ずはメニューを拝見しビール(大瓶500円)を確認、ビールどころか焼酎ハイボール(300円)にコップ酒(300円)まで扱っている有難さ、単品物もソコソコのラインナップです。「瓶ビールをお願いします。」と伝えてメニューとゆっくり睨めっこ、単品物はハムエッグ 340、生野菜 280、ハムカツ150、切干し大根200 等々に食堂然とした定食メニューの数々と全く問題の無い品揃え、今月のサービスランチは「親子丼、味噌汁、漬物、小鉢」で500円との出血価格、ビールのアテにも十分な内容で更にご飯と味噌汁という〆まで出来る有難さに、サービスランチに決定!しかも切干し大根が定食と一緒に頼めば半額の100円との表示にそちらも追加でお願いしました。「はい、先に切干しです。」ビールを頂いているがゆえの有難い気遣い、久し振りの切干し大根はサッパリとしてとても良いアテ、深めの小鉢にタップリと盛られた感じも嬉しいですね。「サービスランチお待ちどうさまです。」とテーブルに置かれたそれはこれまたボリュームタップリの内容、主役の親子丼はこれまた深めの丼に、タップリの鳥肉をシッカリと卵で閉じて刻み海苔が掛けられ、見るからに美味しそうな逸品、小鉢の奴に漬物のキムチは完全にビールのアテになる有難さに思わず顔がニンマリです(笑)ちょこちょこ摘みながらの昼ビールは最高の幸せ、最後は美味しい親子丼と具沢山の味噌汁でお腹はパンパン、大満足の昼食となりました。拝見しているとフロアを切盛りする奥さんは少しでも手が空けば小まめに掃除をしたりと、ひと時も動きの止まらない働き者、厨房のご主人も次の仕込みでしょうか、トントントントンと包丁の音が聞こえてきます。お会計1100円は有難い限り、とても良いお店に出会うことが出来ました。「どうも有難うございました!有難うございま〜す!」と最後まで気持ちの良い接客でした。ご馳走さまでした。
柳屋」 食べログ