葉隠うどん




JR博多駅徒歩10分程、うどん専門店「葉隠うどん」さん。久し振りの福岡出張、当然ながら仕事のスケジュールは過密ゆえ、食事時が唯一の地域性を感じられる貴重な時間、先ずは博多に到着しての昼食にとサクっと検索の末、歩いて10分程の「葉隠うどん」さんにお邪魔しました。こちらは以前に伺った「うどん平」さんで修行された方が営んでいらっしゃるよう、博多うどんに感激した「うどん平」さんのご出身とあっては期待に胸が膨らみます。お店は比較的新しいながらも「本格手打ち葉隠うどん」との建物イッパイに掛けられた大きな看板がうどんに対する並々ならない拘りを感じさせ、とても良い感じです。時刻は11時5分程前、オープン時間前ながら「どうぞ、中へお入り下さい。」と優しいお言葉に甘えて店内へお邪魔、厨房前に13,4席のL字型カウンターと小上がり2卓の中箱店、「うどん平」さんで修行しただけ有ってお店の雰囲気が何となく似通っています。口開けという事で全体が見渡せるカウンター角の席に着くことが出来ました。厨房では回転準備の真っ最中、お客さんの居ない今がチャンスと準備をしているご主人に「写真を撮らせて頂いて良いでしょうか?」と尋ねれば、ニッコとして「どうぞ、どうぞ!」 と有難いお言葉、パシャパシャパシャと撮りまくりです(笑)目の前にはこれから延ばそうとするうどん生地の山と製麺機? 初めての光景に少し興奮気味の所へ「で、何にしましょうか?」とのお言葉に我に返って「あっ、ごめんなさい(笑)ごぼう(400円)とかしわの小(160円) をお願いします。」11時を5分も過ぎれば続々とお客さんが入店、入るなり「海老にかしわ!」「俺は肉ごぼうにいなり!」とご常連さんはパッパと注文、厨房では麺を茹でるご主人、その向こうで揚げ物を揚げたり出汁を管理するスタッフや盛付け専門のスタッフと、この光景と雰囲気はまさに「うどん平」さんを思い出します。「お待ちどうさまです。」と置かれたごぼう天うどんとかしわご飯、鰹節の風味が強めで旨味十分の美味しい澄んだ出汁、柔らかいながらもモッチリ感とクニュっと感の感じられる平べったくて美味しい麺、薄くスライスされたごぼう天もシャキッと感が残ってとても良い感じです。途中から柚子胡椒を投入、フワッと広がる柚子の香りとピリッとした味の変化が愉しめます。かしわご飯はうどんの邪魔をしない優しい味付け、小と言えどお茶碗タップリ一膳に私のお腹はパンパン、大満足の昼食となりました。「葉隠うどん」さんは大正解!この博多うどんの味と雰囲気を何とか東京で味わえないものでしょうか。ご馳走さまでした。
葉隠うどん」食べログ