天ぷら ふじしま




JR小倉駅徒歩2分程、京町銀天街、創業半世紀の天ぷら専門店「てんぷら ふじしま」さん。福岡出張も本日で終了、午後に博多へ移動して最終便で東京へと戻る予定、「昼食、何処で食べようか?」と後輩に問いかければ「僕は何処でも良いですよ。小倉でも博多でも!それよりちょっとお茶しません?」と、兎に角一服したいよう(笑)喫煙者には厳しい世の中になりました。博多の街は広いゆえ、小倉に的を絞って後輩一服中にあれこれと検索、駅近でラーメン、うどん以外・・と、私の心を動かしたのが「てんぷら ふじしま」さんでした。創業50年の天ぷら定食専門店、懐優しく人気店となれば伺う価値十分とお邪魔した次第です。駅から2分と掛からないアーケード街に「地下 天ぷら定食 ふじしま」との看板の下に地下への狭い階段、お店は階段を降りて地下1階、通称「地下天」と呼ばれているそう、知らなければまず入らない立地です。「こ、ここですか?」「そうそう、間違いない!」階段入口に「天ぷら定食550円(5品・ご飯・みそ汁)、えび天付き800円(9品・ご飯・みそ汁)、えび天だけ700円(海老5本・ご飯・みそ汁) 」との看板、後輩もこれを見て安心したよう、階段を降りて店内へと向かいました。降りるとすぐ左手にまるで銭湯の番台の様なスペースにお母さんがお一人、こちらで先に注文、支払いをするシステムのよう、奮発して(笑)えび天付きの800円の定食をオーダー、運良く2人並んで座る事が出来ました。店内は18席程のカウンター席のみ、フロアの7割程を厨房スペースに割いてそこを動き回るのは5名程の昔はさぞかし美人だったろうフロアレディー達(笑)天ぷらを揚げている方のみが唯一男性、店内、活気が有ってとても良い雰囲気です。先に沢庵と大根おろしがタップリと入った天つゆが共され、続いてご飯に豆腐とワカメの味噌汁、程なくしてお皿に盛られた天ぷらの登場です。えびが2本入って合計9品の盛付けはさすがにボリューム満点、頂く前からなんですがこれで800円はお得感満載、人気の理由が分かります。先ずは味噌汁、北九州ならではの甘めの味付けに関東との違いを感じます。メインの天ぷらはサックサクで申し分無い美味しさ、えび、茄子、カボチャ、玉葱、人参、白身魚2種、大葉&つくねと堪能し、お腹ははち切れんばかりにパンパン状態、ご飯を少なめでオーダーすべきだったと反省しきり、同行の後輩もとても満足したようで何よりでした。とても魅力的な小倉の街とも残念ながらお別れです。ご馳走さまでした。
ふじしま」食べログ