東都グリル




東京メトロ日比谷線 築地駅徒歩7,8分、築地の市場人御用達大衆食堂「東都グリル」さん。こちらは前々から伺いたいと思っていた食堂の一つ、仕事で銀座に出向いた際に遅めの昼食でお邪魔する機会に恵まれました。店舗は築地場外のとあるビルの地下1階、1階入口には山吹色の派手な看板と昔ながらのサンプルケースが置かれているのみ、地下に降りる階段もカーブを描いている故に店舗の入口が見えず、一見さんは入りづらい雰囲気を醸し出しています。観光客向けの築地ガイド等にも殆ど紹介されない「東都グリル」さんはそう言う意味ではまさしく築地市場で働く方々御用達の食事處、創業当時は店名が示す通りに洋食屋さんだったそうですが、お客さんの要望に応じていった結果、現在の食堂然とした品揃えになったそうです。地下の店舗は想像以上のかなりの広さ、嬉しいことに雰囲気も働いているお母さん方も昭和そのものです(笑)メニューは各種定食類からラーメン、丼もの、サンドイッチからスパゲティ、酒のアテの数々までどんな方々にも対応可能な豊富なラインナップ、さすが市場人御用達だけのことはありますね。仕事中ゆえにもちろんビールはスルーして「唐揚げと塩サケのサービス定食A (720円)」をお願いしました。斜前のお2人は如何にも市場人といった雰囲気の方々、美味しそうにビールを愉しまれており良い雰囲気です。「はい、お待ちどうさま!」と置かれた定食は内容的には至って普通のサービス定食、私にはボリュームも十分で、場所を考えてば価格も十分納得価格です。そして感心したのは塩サケの美味しさ、小ぶりなサケではありますが築地という場所柄かとても美味しいサケ、満足度十分の昼食となりました。築地市場で働く方々の食事処は何となく気になる事のひとつ、少し垣間見ることが出来ました。ご馳走さまでした。

東都グリル

食べログ 東都グリル