福田屋

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京浜急行梅屋敷駅徒歩8分程、創業80年超、昭和の匂いプンプン漂う甘味喫茶「福田屋」さん。その存在を知ったのは一昨年の夏頃と記憶していますが、ご近所の老若男女がかき氷を食べに集まって来る昭和風情タップリの甘味喫茶とのこと、是非とも伺いたいと思いつつも梅屋敷と言う聞き慣れない土地故に中々願い叶わず1年と半年あまり、ようやく念願叶ってのお邪魔となりました。梅屋敷駅から昔ながらの商店街を歩くこと7,8分、多少寂れた感漂いますがまだまだ活気の残る良い雰囲気、幹線道路を渡った先に静かに佇む「福田屋」さん、瓦屋根にモルタル造りの大きく立派な建物はとても味わい深く昭和好きの心を擽ります。「氷 ソフトクリーム 福田屋」との良い感じに色褪せた看板も建物にベストマッチ、入口はすりガラスの木製の引戸が4枚連なるまさに昭和の商店、そこに掛けられた「今川焼 福田屋」との真っ赤な暖簾は新しさが残りますが、とても良いアクセントとなっています。店内にお邪魔しようと引戸に手を掛けようとしたその瞬間、まるで自動ドアのようにガラガラと開いたかと思えば「いらっしゃいませ!」とお父さんが迎えてくれました。どうやら私の気配を感じて中から開けてくれたよう、真っ白いパリッとした木綿の上着を羽織ったそのお姿、手作りかと思えるような昔ながらのテーブルにパイプ椅子、豆タイルの厨房カウンター、正面奥の日本庭園等々、これは完全に昭和の世界、その素晴らしさに思わず溜め息が出てしまいます。「中で頂けますか?」「ええ〜、お好きな席へどうぞ。」と物腰柔らかな優しい対応、窓際の席にお邪魔させて頂きました。お店は男性3名で切盛りしているよう、そのご関係は分かりませんが何れにせよ身内の方々で間違いないでしょう。すぐにお茶が共され何はともあれメニューと睨めっこ、「ソフトクリーム120円、あんみつ180円、おぞう煮180円、ところ天150円、クリームソーダ150円 etc」まるでタイムマシンに乗ったかのよう店内の雰囲気、ある時から変わらぬ価格とこれはまさしく昭和の甘味喫茶そのものです。さすがに酒類は置いていないよう、お雑煮(180円)と今川焼(2ヶ200円)をお願いしました。蓋付きの塗りのお椀で出されるお雑煮はそれだけでも風情たっぷり、最近お椀の蓋を開けるなんて久しくありませんでした(笑)しょう油味のサッパリとしたお汁に海苔の巻かれたお餅が一つとなると巻、珍しいのは千切りのシャキシャキのキャベツが入れられているところ、食感も良く冷えた体が温まります。入口近くで丁寧に焼かれている今川焼きは甘過ぎない粒あんが私の好みど真ん中、お茶のお代りを頂きお腹はパンパン大満足です。拝見していると今川焼きを持ち帰るお客さんが後から後からご来店、その度にご主人が引戸を引いて丁寧な対応、その光景に心が温まります。「ご馳走さまでした。」「ありがとうございます。380円になります。」次回は暑い夏にお邪魔してかき氷を頂きたいですね。ご馳走さまでした。
福田屋」食べログ