バイオレット

 

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新橋駅徒歩3分程、創業1960年(昭和35年)、ビルの谷間の裏路地に静かに佇む昭和喫茶「バイオレット」。路地が有れば面白いお店がないかと覗き込んだり、酒屋とみれば角打ちではないかと覗き込んだりと、ブログ、食べログを始めてからというもの完全に挙動不審者と化しており、そのうち職務質問でも受けかねない今日この頃です(笑)とある日に銀座から新橋へとテクテク歩いて移動途中、覗き込んだ裏路地の視線の先にふと目に留まった「喫茶 バイオレット」との縦看板、そのヤレた感じ、魅力的なフォント、紫の文字の色合い、全てがなんとも魅力的、「あの雰囲気からすると既に閉店してしまっているか・・・」と近づいてみました。店内の様子が窺い知れないブルーの色が付いたガラス扉、そこの付けられた看板と同じフォンとの文字と「V」をデザインしたマーク、昭和のある時から完全に時間が止まっています。「営業中」との札も何も掛かって無いので、営業しているのかさえ分かりません。良くよく見れば店内にほのかに灯りを認識、ガラス扉に顔を貼り付けて覗いてみると(本当に不審人物ですね) 中にお母さんがお一人いらっしゃいます。そ〜っと扉を開けて「良いでしょうか?」と尋ねてみれば「ええ〜 、どうぞどうぞ!奥の方が暖かいので、どうぞこちらに。」と奥の席を勧めてくれました。店内の雰囲気も昭和好きにとっては最高の一言、黒いテーブルに深緑の椅子、木枠にはめられた磨りガラスにブルーのカーテン、妙に重厚な化粧室の扉、思わず数回深呼吸です(笑)「珈琲(400円)をお願いします。それと写真を撮らせて頂いて宜しいでしょうか?」「ええ、どうぞ。最近多いのよ、そう言う方が・・こんなに古い店の何が良いんでしょうね?」「いやいや何が良いって、昭和の喫茶店好きには堪りませんよ、この雰囲気は。店内は勿論ですが、外の看板の字体やあのマークは特に最高ですよ!」「あらっ〜 、さすが見るところが違うわね。あの文字とマークは特別にデザイナーさんに頼んで作って貰って、私が選んだのよ、嬉しいわ!そうそうここが載った雑誌が有ったわ、歳が分かっちゃうけれど(笑)」拝見させて頂くとお母さんは何と昭和4年生まれとのこと、私の母より2つ歳上とはとても思えないシャキっとされてお元気な姿にビックリです。その後も喫茶店は昭和35年に始めて、当時はバーテンダーさんが居て2交代制で女性を雇い、てんてこ舞いの忙しさだった事や当時作ったマッチを見せて頂いたりと愉しい時間を過ごさせて頂きました。。「色々とありがとうございました。またお邪魔させて頂きます。」「お気をつけて、良ければまたどうぞ!」ご馳走さまでした。 

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