常盤仙食堂
JR常磐線亀有駅徒歩3分程、昭和風情漂う大衆食堂「常盤仙食堂」。以前伺ったものの土曜定休との事で敢え無く撃沈、この日は仕事帰りに喉を潤そうとリベンジでのお邪魔です。両津巡査の街と言っても過言では無い亀有の街は今でも昭和の匂いが色濃く残る魅力的な街の一つ、「常盤仙食堂」さんもそんな街の風景に自然に溶け込む昭和な佇まい、店内の様子を想像しワクワクしながら引戸に手を掛ければ、それは何と自動ドア(笑)出鼻を挫かれながらもお邪魔すれば、お母さんが「いらっしゃいませ!」と優しい声で迎えてくれました。そこは期待通りの昭和風情漂う魅力的な空間、フロアはテーブル6卓のみですがゆったりと配置され想像以上の広さ、先客はオヤジのひとり呑みが3名、皆さんテレビを観ながらのんびりと晩酌中、まったりとした静かな空気が流れています。お見掛けしたところフロアはお母さんお一人のよう、奥の厨房には息子さんでしょうか、お二人で切盛りされているようです。何はともあれ「瓶ビール(大瓶540円)」をお願いしてひとりかんぱーい!麒麟ラガーは嬉しい限り、するとお母さんが小鉢が5つ程乗せてあるお盆を持って来て「お通しのサービスです。お好きなの一つどうぞ!」と。自分で選べるとはなんとも嬉しいサービス、迷いながらも「しそ昆布佃煮」を頂きます。メニューは壁に掛かったお約束の定番短冊メニューに黒板の日替りメニューなどそこそこのバリエーション、 お値段も懐優しく有難い限り、アテにと「ハムエッグ(280円)、おひたし(210円)」をお願いしました。おひたしはほうれん草、さっぱりと良い箸休めの鉄分補給、ハムエッグは千切りキャベツの上にスライスハム&玉子2個、一目見て分かる絶妙な焼き加減に思わず顔がニンマリです。テレビの音が良いBGMとなりのんびりまったりと気持ちの良い時間、このユル〜い空気感はなんとも堪りません。ビールの後は「酎ハイ(300円)、冷しトマト(250円)」を追加、こちらの酎ハイは珍しく「ホイスのハイボール」、しかも氷無しとはまさに下町ハイボールのホイスバージョン、これが結構な濃さで気持ちん良かぁ〜(笑)さっぱりとしたトマトスライスでさらにまったりと続きます。後客3名も見事に完璧なおやじ呑ん兵衛(笑)入って来たかと思えば一言も発せずに自動的に酎ハイと冷奴が出るご常連さん、グッと一杯呑んで定食をかき込み「ごっそさん!」と足早に出て行くご常連さん、こんな光景も大衆食堂ならでは、素晴らしいの一言です。リベンジしたのは大正解、良い時間を過ごす事が出来ました。ご馳走さまでした。