キムラヤ


曳舟駅徒歩2〜3分程、手作りパンと洋菓子のお店「キムラヤ」さん。真っ赤なハザード、大きく店名が書かれた看板が昭和を感じさせ良い雰囲気、まさにその佇まいは昔ながらの街のお菓子屋さん然としていますが、どうしてどうしてこのお店のパンや洋菓子は殆どがここで製造された言わばベーカリー、店先には次のように書いてあります。「当店は昭和の初めよりこの地にてパン、菓子を製造販売しております。特に安全で日持ちの良いビスケット、クッキーはお土産、ご進物、お茶菓子としてお気に召す戸存じます。しばしお立寄り下さいます様お待ちしております。 シベリヤ、クッキー、ビスケット、食パン、調理パン (全) 手づくり」店内に入れば調理パンやクッキーは殆どがガラスのショーケースの中にに並べられ、中のご主人に注文する形式このスタイルも最近はとんとお目にかかれませんね。暫く悩んだ末にアンドゥナツ(このように書いてありました) と ご自慢のシベリヤ、食パンをお願いしました。 それにしてもこのシベリヤって不思議なネーミング、不思議なパンですよね。ウィキペディアによると「シベリアとは、羊羹(ようかん)、または時として小豆の餡子をカステラで挟んだ菓子である。「シベリヤ」と表記される場合もある。また、「羊羹カステラ」と称して販売している製造者もある。羊羹や小豆餡はサンドイッチのように、スライスしてカステラに挟み込んでいるのではなく、トレーにカステラを敷いてから融けた状態で流し込み、さらにその上にカステラを被せているので、カステラと具材が密着している状態となっている。自前でカステラを製造したり、小豆、寒天を煮るところから始めなければならない場合もあり、製造には手間がかかる。冷蔵庫の普及していない時代、ひんやりとした食感と涼しげな名前が好まれ、昭和初期には「子供達が食べたいお菓子No.1」であったと伝えられているが、発祥地から考案者、名称由来、食品分類に至るまで未だ正式な解明がなされていない謎の菓子である。ただ、かなり古い歴史があるようで、1916年創業の横浜のコティベーカリーによれば、誕生は明治後半から大正初期頃で、当時はどこのパン屋でも製造していたとの記録がある。」どうやら本当の由来が謎に満ちたお菓子のよう、羊羹がカステラに挟んであってシベリヤとは全く意味が分かりません。早速近くの公園でご自慢のシベリヤを頂きました。甘いものもイケる私としてはその甘さにも抵抗が無く、とても美味しく頂けましたが、これは牛乳と一緒がベストでしたね。「キムラヤ」さんの様なお店が近所に一軒あるととても有難く大変助かりますよね。本日はご馳走さまでした。 実はこの「キムラヤ」さんは墨田区京島1−6−2に有るのですが、この後、こちらから歩いて6〜7分程の墨田区京島2−6−7にある同名の「キムラヤ」さんに向かいました。

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