立ちそば やしま




地下鉄東西線 西葛西駅徒歩1分、創業1979年 (昭和54年) 立喰い蕎麦の「やしま」さん。「西葛西の立喰い蕎麦が旨いんですよ!一番好きなのが春菊天!」と会社の同僚に聞いて以来、事有るごとに思い出すのが、「旨い春菊天そば」のこと(笑)念願叶ってのお邪魔となりました。西葛西駅には初めてのお邪魔、開業が「やしま」さん創業と同じ1979年と比較的新しい駅ゆえ、下町の様なごちゃごちゃ感は無く、区画整理がされとても綺麗な雰囲気です。高架下を上手く利用したちょっとした商店街、その一角で一際賑わいを見せる「やしま」さん、その店名は日本の異称である「大八洲国(おおやしまぐに)」から採ったそうです。それにしても驚いたのが、食べている方々の客層です。立喰い蕎麦=男、オヤジ のイメージですが、こちらは子供からおばちゃんまで、まるでファーストフード状態、「僕、山かけが良い」と5才位の男の子、30才前後と思しき女性の一人客  等々。時間が15時頃、お店の前に簡易テーブルを出していることなども影響しているとは思いますが、本当に驚きました。もちろん「春菊天そば (350円)」を購入、カウンターにチケットを出して「そばで!」と告げれば、とても手際良くサッサッサと作って「はい!春菊天お待ちぃ!」この気持ちの良い対応で美味しさ倍増、とても大切な事です。立喰いには珍しい絵柄付きの深めの器が良い感じ、先ずは出汁を頂けば、甘過ぎずサッパリ系ながらもダシの旨味が感じられる逸品、これなら老若男女に受け入れられるのも分かります。春菊天は器いっぱいの大きさ、厚みもかなりのものです。これが油っぽく無く、実にさっくりと軽い感じの美味しい天ぷら、レベルの高さを感じます。得てして油っぽさばかりが出てしまう春菊天ですが、春菊本来の苦味がキチンと感じられ、美味しいツユと相まって「旨い!」の一言、細切りの蕎麦も申し分有りません。「ご馳走さま!」「どうも有難うございました!!」スタッフの方々全員での挨拶、最後まで気持ちの良い「やしま」さん、地元の方々にとっては完全にファーストフード化している、素晴らしい立喰い蕎麦屋さんです。ご紹介頂き、感謝、感謝です。ご馳走さまでした。

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