きっちん大衆

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JR掛川駅徒歩2,3分、創業80年超の大衆食堂、その名もズバリ「きっちん 大衆」。静岡県の磐田への仕事帰り、乗換えの掛川駅で先輩と2人でちょこっと寄道です。江戸時代は東海道の主要宿場町として、また掛川城を核とした城下町から発達した掛川は現在では全国最大規模の緑茶の栽培地ではありますが、地方都市特有の市街地の空洞化が進み、商業機能は郊外に分散し駅近くの商店街はシャッターを降ろしている商店も少なく有りません。部分的には行政の観光政策でしょう、昔ながらの雰囲気を残しながら建て替えが進んでいる地区も見受けられますが、まだまだ残る昔からの建物の数々、そのうらぶれた昭和の匂い漂う雰囲気は昭和好きの私にとっては「堪らん!」の一言です。掛川駅から掛川城へと真っ直ぐに延びる通りを先輩と散策、途中目に留まった「きっちん 大衆」との看板に昭和風情漂うその外観、「いやぁ〜良い感じですねぇ〜。でも暖簾が出ていないので、もう営業していないのかも知れませんね。」かなり微妙な雰囲気ではありますが時刻は5時少し前、通り越して商店街を散策です。その昔はさぞかし栄えていたであろう商店街はほとんど人とすれ違うこと無い寂しい雰囲気、空洞化を肌で実感させられます。何処かで夕食をと探しますが中々アンテナが反応するお店に出会えません。「駅の方に戻りましょうか。」と歩いて行けば先ほどの食堂に暖簾が出ています。「おっ〜 営業しているみたいですよ!」と近付いてみればすりガラスで店内の様子を窺い知る事は出来ませんが灯りが漏れています。見ても仕方ないサンプルケースを覗き込めば何と食品サンプルは毛糸の手作り(笑)オムライスにお蕎麦、スイカにカレーライスと中々の力作揃いです。手書きのメニューには定食の数々、「普通に食事も出来そうですから入りましょう!」と呑めない先輩の背中を押して入店です。「いらっしゃい!」とお母さんが笑顔で迎えてくれました。左手にカウンター席が5,6席と右手小上がりの座敷にテーブル2卓のこじんまりとして昭和風情漂い良い雰囲気、先客は無く入口に近い小上がりに上がらせて頂きました。「呑み物どうします。」とお母さん、「僕は瓶ビール(中瓶600円?)を下さい」「コップは2つかしら?」「いやいや僕は呑めないので水を貰えますか。」と先輩、「じゃぁこれ好きなだけ呑んで!」とお母さんが未開封の烏龍茶のペットボトルをドンとテーブルに、なんかとても良い感じです。ビールは嬉しいことに麒麟ラガー 、昭和な店内にはラガーの苦味がピッタリです。壁には黄色の紙に書かれたメニューの数々、とんかつ、刺身、焼肉の定食類からうどん、そば、丼物まで大衆食堂らしい メニューが一通り揃っています。「お兄さん呑まないならお通しは1人前で良いわね、少し多めに盛ってあげるから!」と優しいお母さん、共されたお通し(300円?)はまぐろ煮とイカとタラコの和え物、これはどう見ても2人前の量、お母さんの気遣いに感謝、感謝です。ビールのアテにと厚焼き玉子(600円?)をオーダー、こちらも甘めか塩味のネギ入りかを聞いてくれる優しさ、さっぱりと塩味をお願いしました。焼きたての厚焼き玉子は塩味にして大正解、さっぱりとした中にネギがとても良いアクセントとなり、ビールのアテにピッタリです。一緒に出された醤油さしがこれまた何とも可愛らしい逸品、このタイプの醤油さしには中々お目に掛かれません。先輩は食事をと日替わり弁当(900円)をオーダー、重に詰められたお弁当がこれまたとてもボリューミー、マグロ刺しに茹でたイカ、お芋と魚のフライにはたっぷりのタルタルソース、がんもに茄子と鳥肉の煮物、どんぶり1杯分はゆうに有ろうかというご飯にはゆかりがぱらり、味噌汁は豆腐にじゃが芋、ワカメと具沢山、漬物も白菜ときゅうりの2種類、さすがの先輩もお腹がパンパンのようです(笑)〆て2400円は有難すぎる満足感、とても良いお店との出会いとなりました。ご馳走さまでした。 

きっちん大衆」食べログ