柴長商店


難波駅徒歩5分程、角打ちの「柴長本店」さん。昼食に「自由軒」さんにお邪魔する途中、アーケード街には似つかわしくない石造りの昭和の匂いがプンプン漂う立派な建物が目に留まりました。店先にはお酒やタバコの自動販売機がズラッと並べられ、看板には "シバチョウ "との表記、もしかして酒屋?そして角打ち?と入口から覗けば、昼から赤い顔をしている方々が目に入りました。これはかなり魅力溢れる角打ちです。さすが仕事中ゆえ、遠慮しましたが、東京へ戻るフライトまでの僅かな時間を利用しお邪魔することが出来ました。改めて外観を拝見するとかなり良い感じ、その一画だけが完全に昭和と化しており、時間が止まった感じがします。店先に置いてある自転車も酒屋仕様の堅牢な自転車です。店内は12〜3名程でいっぱいになる程、小じんまりとしており、その雰囲気は昭和レトロよりは、昭和モダンと表現した方がピッタリする感じ、そして驚いたことに店主がお若く、二枚目ときています。「瓶ビールをお願いします。」「大中小有りますが如何しますか?」「中瓶を!」気持ち良くテキパキ動いて中瓶の登場です。お値段320円は角打ちならではのの嬉しいお値段です。そしてグラスにコースターをひいてくれるところがお若い店主ならではの心遣い、ちょっとしたことですが嬉しいものです。その店主ならではのこだわりがそこかしこに見られます。アテの缶詰の種類の豊富さ、様々な魚の缶詰を揃えた拘り、その置き方等々他の角打ちでは中々見られない雰囲気です。店主は身長が高くお若いですが、お客さんは皆小柄で店主の父親ぐらいのご年齢なのもミスマッチで面白いですね。20分程の短い時間でしたが良い時間を過ごさせて頂きました。ご馳走さまでした。