喜多屋酒店

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田端駅徒歩5分程、角打ちの「喜多屋酒店」さん。「喜多屋酒店」さんは以前から是非お邪魔したいと思っていた角打ち、本日は念願叶ってのお邪魔となりました。 実は田端の街には初めてのお邪魔、呑み屋街が有る等、これと言った話が耳に入らず中々お邪魔する機会に恵まれませんでした。北口から陸橋を渡り、ポツリポツリと呑み屋や蕎麦屋が有る寂しげな商店街をテクテク歩くと「喜多屋酒店」さんは有りました。その雰囲気の良さに思わず暫く店先で足を止め、じっ〜と見入ってしまいました。いや〜昭和の匂いがプンプンの素晴しい角打ちですね。秋の心地よい気候ということもあり、店先の引き戸は開け放たれ、入ってすぐ左手には4m程のかなり良い感じに年季の入った木製のカウンター、中央部分は全く商品等も置かずフリースペース、右手壁面には日本酒、ウイスキー等の商品が陳列され、その前には角打ちのアテとしてお約束の缶詰が綺麗に積み上げられています。これは完全に角打ち中心に店内が構成された都内でも珍しい作りの昭和角打ち店ですね。店内は数名のご常連さんが楽しそうに談笑しながらお酒を楽しまれています。入ってすぐのカウンターが空いていたのでそちらにお邪魔しました。まずはビールをと冷蔵ケースに取りに行くと、こちらはどうも缶のみのよう (確認はしませんでしたが) 瓶派の私としては少し残念です。一口頂いて落ち着いてから、ゆっくり店内を拝見、なんと言っても木製のカウンターが年を重ねてとても良い雰囲気を醸し出していますね。高い天井の立派な木の梁もたまりません。カウンターの上には様々な乾き物、ソーセージ等のアテがとても綺麗に並べられています。これこそ " おとなの駄菓子屋 "ですね(笑) 「魚肉ソーセージをお願いします。」剥き易いよう包みに軽く切れ目を入れ渡してくれました。ソーセージひとつとっても切ってお皿に盛り付けてくれたり、そのまま渡されたり、様々なタイプが有るのも角打ちの楽しみのひとつです。 ビールの次はお茶割りを、宝のお茶割りは初めて頂きましたがとてもサッパリして美味しいですね。 アテは お茶割りだけに "おせんべ " を我ながらベストの選択でした(笑)昭和の匂いプンプンの店内でご常連さんの会話を聞きながらの酒場浴は最高の時間です。本日はとても良い角打ちに出合えました。すぐお隣の「スタンド 三楽」さんにもお邪魔したいところですが所用で時間切れ残念ですが次回の楽しみとしましょう。ご馳走さまでした。