植むら















JR小岩駅徒歩3〜4分程、もつ焼き酒場の「植むら」さん。小岩詣での1軒目「江戸政」さんの素晴らしさに感動!次に向かったのがもつ焼き酒場の「植むら」さん、こちらはその存在を以前から知ってはいましたがお邪魔出来ていなかった課題店、念願叶ってのお邪魔となりました。小ざっぱりとした清い外観に期待が高まりつつ、引戸を引いて店内へ入ると右手に奥に伸びる厨房、その前に10席程のカウンター席に左手には5,6卓のテーブル席、想像以上に奥に深い中箱店、運良くカウンター席に着くことが出来ました。「バイスに煮込み、それとアブラとテッポウをタレでお願いします。」もつ焼き屋さんゆえ、やはりもつ系のアテを頂かないと始まりません(笑)嬉しいことに焼酎は金宮のよう、サッパリとしたバイスが一層美味しく感じます。煮込みは様々な部位をトロッと煮込んだ申し分無い美味しさ、豆腐入りが嬉しいですね。アブラはお店によっては肉の中にアブラが混じっている所も有りますが「植むら」さんのそれは完全なアブラのみ、少し甘めのタレが絡んで良い感じ、テッポウは下処理の関係か、テッポウ本来のトロッとした感じに欠け少々残念、これであればシロのにした方が良いのではと・・それにしても2本で200円という価格からすれば大ぶりで言うこと御座いません。レバ刺しに飲物はバイスの次は連れの仲間はザクロサワー、私は青リンゴサワーと珍しく変り種に挑戦、ザクロの瓶には「コクカ飲料」、青リンゴは「東京飲料」との表記、連れがスタッフの方に聞いたところ「コクカ飲料」の瓶のヘンテコリンなマークは昔のホッピーのマークとの事、調べてみれば「コクカ飲料」は「ホッピービバレッジ」の前身の会社、そもそも1910年に「秀水舎」として赤坂に工場を構え、清涼飲料水・サイダー・ラムネの製造販売開始して、1948年、コクカ飲料株式会社に社名変更し同時にホッピーを発売、1986年 には現在の「ホッピーワンウェイ」の製造を始め、1995年 にコクカ飲料株式会社をホッピービバレッジ株式会社に社名変更したことが改めて分かりました。その時代の瓶というだけで何だかワクワクしますね。「東京飲料」さんも中野に本社を構える創業80年の老舗、こちらの瓶の雰囲気も昭和を感じさせ良い感じです。薄くスライスされたレバ刺しは350円を考慮すれば十分な美味しさ、この薄いスライスも結構良いものですね。更に驚いたことは「植むら」さんはあの「加賀屋」さん系のお店とのこと、なる程、豆腐入りの煮込みや二本縛りに大ぶりの串物はその関係だったのですね。しかし「加賀屋系」とは暖簾分けの「加賀屋」さんとはどう言う関係なのでしょうかね? 色々と愉しでいるところですが、案の定少し眠気が襲って来たので小岩詣ではこの辺でお開きとなりました(笑)ご馳走さまでした。