ブウちゃん




JR金町駅徒歩4,5分、創業1958年(昭和33年) もつ焼きの美味しい酒場「ブウちゃん」。マイレビュアーさん達から「金町のブウちゃんは美味しくてとても良いお店だよ。」と聞いて以来是非とも伺ってみたいと思っていたお店の一つ、ようやく念願叶ってのお邪魔となりました。創業が昭和33年と言うことも有りさすがに店舗は建替えられビルの1階に入っていますが、灼けたオレンジのハザードや大きく「もつ焼き」と抜かれた濃紺の暖簾等々、「場末のもつ焼き酒場」然とした雰囲気がとても良い感じです。ある土曜日の18時頃にお邪魔しました。ガラガラと戸を引けば店内超満員で大盛況、(これは無理かと思いつつ) 入ってすぐの焼き場にいるご主人に黙って人差し指を立てて (ひとりですが・・) 問い掛けると、カウンターに座っているお客さんに「お客さん、悪いけど少しずつ詰めてもらえますか、はい!どうぞこちらに!」と何とか滑り込む事が出来ました。広い厨房を囲む24,5席のコの字型のカウンター席と奥にテーブルが1卓の珍しい造りですが、厨房との一体感、お客同士の一体感が生まれてとても活気があって良い雰囲気です。「大瓶(500円) にシロとレバーの炙り(もつ焼きは1本80円) をタレで2本ずつ、それとお新香(300円) を下さい!」ビールで喉を潤していると「はい!お新香お待ちどうさま。」と、盛付けが綺麗で量もタップリのお新香、これで300円はかなりのお得感、拝見しているとオーダーが入る度に糠床から取出して、切って盛付けと丁寧な仕事にお店の姿勢がうかがえます。「はい、レバーにシロね。」先ずは大好きなシロタレから。少し小ぶりな串物は焼き立ての温かい内にと一串を一口でガバッと口に放り込めば、驚く程の柔らかさ、そんじょそこらのシロとはレベルが違います。タレの味も私の好みの直球ど真ん中、軽く炙っただけのレバーも口の中で甘みがフワッと広がる美味しさに、思わず自然と「これは旨すぎるわ〜。」と言葉を発してしまった程です。名物のシークハイ(シークワーサーハイ 300円) にチェンジして、コブクロを塩で2本追加、シークハイは氷が入っていなくて中々の濃さ、変な甘さも無くてサッパリとして美味しい一杯、コブクロの旨さもメガトン級です。暫くはお新香を箸休めに、ご主人の焼場での仕事ぶりや、他のお客さんの会話を愉しみながらの酒場浴に浸ります。この時間がひとり吞みの愉しいところ、最高の気持ち良さです。最後の〆にと大好きなシロタレを良く焼きで4本お願いしました。最初のシロタレとは異なる少し焦げ目の付いた良く焼きはこれまた驚愕の絶品、4本を一気に平らげると、ご主人が嬉しいのか可笑しいのかニヤニヤと笑っています。「めちゃくちゃ旨いですね!」「そう、どうも!」次回も間違いなくシロタレ良く焼きで攻めさせて頂きます。ご馳走さまでした。

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