DEN




JR鶯谷駅徒歩5,6分程、昭和風情タップリの老舗喫茶店「DEN」。クラブ活動に勤しむ娘の久し振りの休日、「あれ、今日は友達と出掛けないんだ。何処か行きたい所有るか?」と振れば「ん〜、あっ、あそこ!ほら、前に行ったお店、またグラパンを食べたい!」との返答、そのお店の名は「DEN」。私の大好きな昭和喫茶のひとつ、これは願ってもいない提案と「良いね!すぐ行こう!」とふたつ返事でお邪魔した次第です。「うぐいす通り商栄会」という寂れた商店街にポツンと佇むその姿は昭和風情タップリでとても良い感じ、比較的新しいであろう黄色のハザードとこげ茶の建物の組合せもクラシックな雰囲気を醸し出しています。テーブル6卓程のとてもこじんまりとした店内には先客が4組程、運良く待たずに滑り込むことが出来ました。裸電球にシンプルな傘のライト、ゴブラン織りの様な昭和な椅子、決して綺麗とは言えない店内ですが、何だかホッとして落ち着きます。「取り敢えず エビグラパン(850円)を!飲み物は食後に注文しますので。」待つこと10分程で待望のグラパンの登場「わっ〜!美味しそう!」グラパンは名前の通り、グラタンパンのこと、1斤近くの食パンをくり抜いて、その中にエビグラタンをタップリと入れて焼き色を付けた逸品、食パンとホワイトソースのとても良い匂いがテーブルの周りに立ち込めます。「頂きま〜す!」先ずはくり抜いたパンをグラタンに浸してやっつけながら、グラタンが減って来たところで少しずつパンの器を千切りながらの繰り返し「まだ食べられるか?頼むぞ!」「うん、大丈夫だよ。美味しいね!」「好きな物は幾らでも食べるんだな(笑)」「へへへ〜(笑)」なんて会話をしながら2人で黙々と頂いて何とか完食!「ふっ〜、良く食べたね。ご馳走さま! お腹いっぱいでしょ、まだ飲めるの?」「えっ、飲めるからちゃんと頼んでよ!」と食後にお願いしたのが「クリームソーダ(550円)」、これが立派なソフトクリームを真っ逆さまにソーダに突っ込んだようなボリューミーなひと品、コクの有るソフトクリームは申し分無い美味しさですが、2人ともお腹は破裂寸前です(笑)「あっ〜美味しかった!!」「今日はもう夕飯は無理かもね(笑)」今回も大満足の「DEN」さんでした。ご馳走さまでした。
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