森田屋酒店


都電荒川線三ノ輪橋駅徒歩15分程、角打ちの「森田屋酒店」さん。以前から是非お伺いしたいと思っていた森田屋さんにようやくお邪魔することが出来ました。住宅街の中にポツンと佇んでいる森田屋さんですが店頭の自転車を始めご主人のこだわりがそこかしこに満載のお店です。右手が酒屋、左手が角打ちスペースとなっています。初め良く分からずに酒屋さんの方に入り、いらっしゃった奥さまに「少し呑めますか?」と尋ねると「え〜どうぞどうぞ!」と隣の角打ちスペースに案内してくれました。角打ちスペースへの入口、杉玉が下げられとても良い雰囲気です。引き戸を引き中に入ると広さにして3畳程でしょうか、とても小じんまりとしており4〜5人でいっぱいといった感じです。瓶ビールを頂きました。一息ついて見渡せば色々な物が目に飛び込んできます。ゆっくりとくつろいで下さいと言わんばかりの多くの本、天井には趣味であろう自転車が2台吊るされ、壁にはご主人か奥様が撮ったと思われる山や花の写真の数々、森田屋さんの昔の写真、おっ〜吉田類さんの色紙も有ります。何かホッとしてとても落ち着く空間ですね。ご主人、奥様の人柄の良さが感じられる大人の秘密基地のような角打ちスペースとなっています。ゆっくりとビールを呑みながらボーっとする時間、これも堪らなく良い時間です。暑い中歩いてきた疲れがスーッと引いていきます。それでは次に向かいます。ご馳走さまでした。

東京角打ち―立ち呑み百景 (SAKURA・MOOK 9)

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