サンモリノ


立川駅徒歩2分、立川第一デパート地下1階の「サンモリノ」さん。立川は私が子供の頃はアメリカ軍の基地が有ったり、戦後の匂いが香る一帯が残ったりと綺麗な部分も有れば、ごちゃごちゃとした部分も残る魅力的な街でしたが近年は駅ビルの建造やモノレールの開通、そして区画整理を進め昔の匂いがほとんど消えてしまった感が有ります。しかしながら「立川第一デパート」は今でも昔のままの姿のまま残っており、今となってはある意味異彩を放っています。今日ご紹介の「サンモリノ」さんはその地下1階の端にひっそりとお店を構えています。そのフロアの半分は入るテナントも無くガラ空き状態と言うのも駅前の建物とは思えない哀愁を帯びています。「サンモリノ」さんはスパゲティとカレーのお店、店内は7席程のL字型カウンターのみ、とても小じんまりとしたお店です。開店は立川第一デパートの開店と同時ですでに50年近く経っています。店名は山と盛りをもじって付けたそうで、現オーナーの山崎さんは元警察官、創業者は奥様のお父さんとのことです。本日はナポリタンを頂きました。麺は1.9mmの太麺を使用、目の前でジャージャーとしっかり炒めてくれます。サンモリノ漬けと呼んでいるキムチの様な辛い漬物を添えて出してくれます。スパゲティにサンモリノ漬け、これが何とも不思議ですよね。この昭和の匂い漂う雰囲気の中で頂くナポリタンは何とも言えない美味しさです。 万が一立川第一デパートが無くなっても「サンモリノ」はいつまでも続けて頂きたいですね。ご馳走さまでした。