家谷酒店


三河島駅徒歩7〜8分程、角打ちの「家谷酒店」さん。三河島に凄い角打ちが有るとの話を耳にし、お邪魔した次第です。住所を頼りに静かな住宅街の中をテクテク歩いて行くと「家谷酒店」さんは忽然と現れました。「帝国湯」という銭湯の目の前にあるという情報を事前にリサーチしていたが故、探し当てられたというのが本当のところです。何ぶん看板一つ出ていなく、お店の前には飲料、タバコの自動販売機がズラッと6台も並んでおりお店の入口さえ分からない状況、販売機の裏に店舗が隠れているなんて到底思えません。店舗への入口は扉一枚程の幅しかなく、しかも中は暗〜い雰囲気、私もあまりの入りにくさに一度お店を通り越し、意を決して入店した次第です。ひえぇ〜!!店内は物凄い状況、どなたも見えません。「すみませ〜ん!!」「はーい!」奥からご主人が出てきました。「呑めますか?」「どうぞ!どうぞ!」とても優しそうなご主人です。入口すぐ右手にある冷蔵庫から缶ビールを取り出し、頂くことにしました。しかしながら何処で呑んだら良いのかと悩むくらいの煩雑さ、良く見ると奥でお客さんがお一人呑んでいらっしゃいました。腰掛けられる場所を見付け、取りあえず頂くことにしました。それにしても店内は見れば見るほど物凄い状況です。あちらこちらにホコリをかぶったお酒の瓶の数々、散らばった伝票、新聞等々ビックリですね。昭和の匂いと言いますか、正直猫の匂いでムンムンしています(笑) 間違いないのは、恐らくホコリをかぶったお酒の中には、製造中止の商品が多くあるのでしょう。好きな方々にはもしかしたら延髄もののお店かもしれませんね。出来れば目の前の「帝国湯」さんでひと風呂と行きたいところですが、生憎まだ営業時間まではかなりの時間があるので残念ですが次回に持ち越しですね。「家谷酒店」さん、中々凄い角打ちでした。ご馳走さまでした。