宮原酒店




福岡天神地区より徒歩10分程、角打ちの「宮原酒店」さん。博多での仕事も終了、後輩は一足先に東京に戻ったゆえ、一人お疲れさん会にとお邪魔したのが天神からほど近い角打ちの「宮原酒店」さん。北九州に根付く角打ち文化は角打ち好きの私にとっては羨ましい限り、いつも拝見させて頂いている「北九州角打ち文化研究会」は北九州角打ち巡りのバイブルです。折角の福岡詣で、少なくとも1軒は角打ちにと天神で検索を掛ければ嬉しいことに数軒がヒット、ブラブラ10分程歩いて伺った「宮原酒店」は車の行き交う交差点の角に佇む昔ながらの酒屋さん、窓越しに立派なカウンターが見える店内はこれぞ角打ちと言った風情、期待に胸が膨らみます。ガラガラと戸を引いてお邪魔すると先客は無くお母さんがお一人、「中で呑めますか?」「ええっ〜どうぞ」(本当は博多弁でしたが(笑)) と優しく迎えてくれました。店内は昭和風情漂う良い雰囲気、年季の入った奥へと延びるカウンターは年月を経てとても良い感じ、このカウンターには様々な思い出や歴史が詰まっているのでしょう。冷蔵庫からサッポロの黒ラベルをチョイス(大瓶400円) するとお母さんが椅子を出してくれました。折角のご好意、有難く座らせて頂き黒ラベルを頂きます。仕事の後、しかも福岡の昭和角打ちでの黒ラベルは至福の一杯!思わず「いやぁ〜 旨い!」と自然と言葉が出てしまい、ニコニコするお母さんのお顔にこちらが照れてしまいました(笑)残念ながらフライトの時間が迫っている故、瓶1本で出なければなりませんが、お母さんと少しお話をする事も出来、大満足の呑みとなりました。ご馳走さまでした。
宮原酒店」食べログ